a.自然派ビギナー講座/入門コース

2019年5月22日 (水)

2019年度 入門コース第2回 「里山の植物観察 春」

神奈川シニア入門コース
第2回「里山の植物観察 春」

前日の雨は上がり、第2回もお天気に恵まれ
観察日和となりました。
ウエアやシューズを新調された方も見受けられ、
装備も完璧です。

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座学は里山の水田雑草を中心に、花の進化についての講義。

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講師は全国森林インストラクター神奈川会の菅原啓之氏です。

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資料には里山の代表的な草花写真も載っていて
復習にも活用できそうです。

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お待ちかねのランチタイム。
黒川仕込みのお味噌を使い、今日は春野菜の汁物です。

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炊き立て羽釜ご飯はおこげも美味しい!
おかわり続出です。

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野外活動の植物観察は汁森神社からスタートです。

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樹形、樹皮、新緑、落ち葉、草花・・見るものがたくさん!
実物を手に丁寧な説明がされています。

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汁森神社を抜け「黒川海道特別緑地保全地区」への移動中も
さまざまな草花を目にすることができました。

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3月末に整備が終わったばかりの新ルートを探索。
以前は手入れの入っていない荒山で立ち入ることが難しかったそうです。

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この時期はホオノキの花が満開です。
見上げるような高さ、大きな葉、花の香りを体感できたことでしょう。 (事務局/石川)

2019年3月 2日 (土)

H30年度 入門コース 第19回「植物入門(4)」

日時:2019年2月26日(火)9:40〜15:00
場所:座学=生田緑地 宙と緑の科学館
   野外観察=生田緑地→広福寺→向ヶ丘遊園駅
講師:NPO法人全国森林インストラクター神奈川会 菅原啓之氏
参加者:受講者10名 サポートスタッフ2名

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曇りがちですが、春の気配も感じられる生田緑地での、インストラクター菅原氏による樹木のお話と観察です。
午前中の座学では、「森の仕組みと役割」をパワーポイント投影と共にご説明いただきました。世界に植物は27万種、内樹木は6万種、ブラジルが8,500種と多く、日本は1,000〜1,500種(植物全体は7千種)、木片の漢字は300字もあるそうです。

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身近な東山魁夷の樹霊や、ゴッホの糸杉などその底知れぬパワーが多く描かれています。
木は形成層から生長するという構造の説明から始まりました。

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植物の多くの機能を動物とに違いを含め説明いただきました。多くのセンサーを持ち、動かないけれども、多くの感覚機能で生き延びてきました。
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木には、人工的なサーカスツリー、面白い形のバオバブ、根をはるガジュマルなどいろいろな形態が有ります。

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世界、日本の太い木、高い木、寿命の長い木を紹介いただきました。木は葉の蒸散作用で水を上にあげるそうです。高さの限界は約130mとか、日本は台風などの強風が有り、60mが限界だそうです。
生態系の中で樹木の果たす役割は重要で他の生き物も樹木無しには生きられません。

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日本文化の象徴も、法隆寺のように樹木です。木の特性では、他の鉱物に引けを取らない強度が有ることが分かりました。森林の多機能には感謝すべきでしょう。日本列島の多様な森林帯、厳しいが自給率を戻しつつある日本の林業、一方で開発で、毎年消失している世界の森林には悲しいものが有ります。

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日本の身近な主要な樹木の紹介です。ツバキ、ヒノキ・スギ、コナラ・クヌギ、アカマツ・クロマツ、ウメ・モモなどのご説明をいただきました。

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最後に、森を守る文化の大切さをご説明いただきました。
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座学終了後、「宙と緑の科学館」の高中学芸員に、四季折々の樹木を中心に資料館のポイントを説明いただきました。

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午後は、生田緑地から、向ヶ丘遊園駅までの樹木観察です。
最初に、元は主要各県の樹木園だった森を観察。クロマツとアカマツの交雑がアイグロマツ、クスノキの葉の香り、

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アスナロ(ヒバ)の白い葉裏の気孔、アセビの花は下向くが、果実は上を向く、ウバメガシは備長炭、ヤマハンノキなどを説明いただきました。
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広場に出て、モッコク、スダシイとマテバシイ、香りの園では、もくれん科のコブシ、タイサンボクなどの産毛の役割(寒さ対策)、ジンチョウゲ、ミツマタなどを観察しました。
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海外から入った、メタセコイア、ラクウショウは針葉樹でも落葉する、日本自生ではカラマツが落葉するが、他は常緑である。
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岡本太郎美術館の階段を上り、ブナの虫に食われた姿が有りました。標高800mに生育するブナをここで育てるのは無理でしょう。

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上ると、ユーカリの大木、葉は香ります、オーストラリアには800種、内コアラが食べるのは20種程度だそうです。火災に強く他の植物が消失しても生き残れるそうです。
丘に上がると、総称プラタナス(アメリカスズカケ)がまっていました。

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そこからホタルの里へ下ります。オニグルミ、湿地で生きるハンノキ、故に湿地の保全が大切です。
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生田緑地を出て、平安時代からある古刹、広福寺を訪れます。

P2140045草のように見えるが木本のフッキソウ、文字が書ける葉書の木タラヨウ、

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ヤブツバキの古木、

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変わった実を付ける高齢のボダイジュ、羽子板の羽根の実のムクロジ、

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マンサクの面白い花、ニッキの香りのニッケイなど色々な樹木を観察しました。
旧鎌倉街道に出て、向ヶ丘遊園駅で解散です。
あっという間でしたが、菅原氏のうんちく話を含め、楽しく樹木観察ができました。早いもので、講座もあと一回となりました。
(久野)

H30年度 入門コース 第18回 「野鳥観察入門」

実施日: 平成31年2月19日 (火)
会 場:  横浜市金沢区 長浜ホール 及び 長浜公園
講 師:  (公財) 日本野鳥の会 主席研究員 安西 英明氏
御加者: 8期生11名、聴講: 1名、スタッフ4名
テーマ:  身近な野鳥の不思議な世界, 野鳥を切口として, 自然界の命の連環や生物多様性について理解を深める

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会場は長浜野口記念公園内の長浜ホール2F会議室で行いました。館内には野口英雄博士ゆかりの書籍や展示品がありました。

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座学での当初, いろいろな命について, “あっても良い”ではなく, “あるべき” という立場が重要との言葉や, 更に, 「他の生き物の存在について述べる時, “私達人類の他に云々”という言い方をするが, これは私達人類を中心とする“上から視線”的表現で、本来は“私達人類同様に云々”と言うべきです。」 との考えに, 大変共感しました。

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冬枯れという言葉があり, 冬に植物が死んでいるという印象ですが, とんでもない, 単に光合成をせず休んでいるだけ。冬芽には春に芽吹く新緑が準備をしています。決して枯れてなどはいないのです。
今の時期, 木はまだ緑が少ないので, 鳥を見るには実に好都合。
逆に夏は子育ては終わり頻繁にはえさを取らず, 求愛のさえずりもせず単なる地鳴に戻っているし, 鳥の種類によっては換羽して地味になってしまいます。

 

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スズメは一日1個産卵し, 数日間かけて数個を産卵をします。最後の卵(止め卵)を産んでから抱卵をはじめ、同時に孵化するように調整しています。成鳥は種食のスズメですが、雛は種を消化できないので、青虫をエサとして与えます。巣立つまでの2週間、約4,200回(1日300回)の虫運びを行います。種食のスズメにとって虫探しは大変でしょう。雄雌の共同作業です。巣立ち後, 約10日で自立しますので、子育ては約一か月。続いて次の産卵、年に2~4回の繁殖を行うとの事です。しかし、冬を迎えるまでにほとんどの雛が他の動物たちの餌食になってしまい、冬を越せるのは約1割。厳しい環境ですが、それで数のバランスが保たれています。

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ニワトリやカモなどの巣は地表近くにあり, 孵化後, 数時間で歩き始め, 餌をとり始めます(早成性)。鷹や動物に雛がねらわれるからです。彼らは恐竜に近い種類です。その後、森で虫や樹木と共進化した小鳥たちの巣は樹上にあり、親から給餌され, 巣立ちに数週間を要します(晩成性)。小鳥は枝先を移動するためにぴょんぴょん飛ぶホッピング型の歩き方です。尚, ひばりなどは, 小型化進化の後, 繁殖を森から平地に戻すのに適応しました。

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午前中の座学では大変な早口で, “聞きなし”の話題の時など, それこそ体全体を使ってジェスチャ付の大変解りやすく面白い講義でした。脱線につぐ脱線で話題が元に戻らないのではないかという心配もよそに, ちゃんと話が収まるから見事なもの。

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午後は“ものさしどり”の解説から。“すずめ”大, “むくどり”大, “ハト”大, “カラス”大 など実物大の写真図版を利用しての御説明。これらを基準に大きさの比較をするとわかりやすいのです。更に 日本探鳥会へのお誘いやら 書籍のご紹介。

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安西先生はしゃがんで参加者を見ながらお話し中に, 視界から高い位置の樹の枝にむくどりのペアを発見。ついで, カラスのペアの飛行, トビのペアの頭上旋回, 樹上のカラスの巣, つぐみが地上で虫をついばむ, などを見つけました。

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面白かったのは3羽のキジバト。1羽のメスをめぐって2羽のオスが争っています。どちらが勝つのか決着を見る前にばらばらになったので自分たちが見ている事が邪魔だったと反省。

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長浜公園には4か所に野鳥観察小屋があります。ここからは汽水池を泳ぐ水鳥や中洲で休む多くのカワウがはっきりと見えます。

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他の水鳥が活発に泳ぎ回るのに比べカワウは休む事に専念。あたかも前かがみに立っているようですが, これは足が相当後ろに付いているから。もっと後ろに付くとペンギンみたいに立つか あるいはカイツブリみたいに, 立つのが全く下手になるかです。

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カイツブリがひょこんと急に現れびっくりしていると, すぐまた潜水。足が胴体のかなり後ろに付いているのに体が浮いている状態から素早く潜る事ができるのが不思議。
白く大きなくちばしのオオバンが首を振り振り, かなりのスピードで泳いでいます。水かきが無いのにこのようなスピードで泳ぐくらいに達者。

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背の羽色が青灰色のアオサギの学名は“Ardea cinerea”, すなわち, “灰白色のサギ”。和名では単なる灰白色ではなく 蒼みがかった灰色のサギ。ところで, 足が赤みがかったピンク色の婚姻色なのはこの時期特有。

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コサギやらダイサギがやってきて, 皆は, あれはどっちだと騒ぎます。足先が黄色く見えればコサギ。見えない場合は獲物の採り方で判定可能。すなわちダイサギはじっと待つ型, コサギは片足を前に出しふるわせる型。ところでシラサギという名のサギはいません。

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カルガモ以外は来月にはロシアに帰るカモ。多くのカモが泳ぎ, たまにプリッとしたお尻を水面に出して逆立ちしています。潜る/潜らないは足の付いている位置によります。 潜るカモ(潜水ガモ)はキンクロハジロとホシハジロ。潜らないのは(淡水ガモ), オナガガモ, コガモ, ハシビロガモ, ヒドリガモ, マガモ それにカルガモ。

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帰路は鳥以外にも目を配ります。スズメノカタビラを見つけ, これはイネ科だと即座におっしゃり, 分類上の目とか科の特徴を覚えると役に立つとコツを伝授。 リュウノヒゲを見つけましたが, 青紫の実は既に無くなっていました。 安西先生曰く, このリュウノヒゲはアカハラが食べた実から出た未消化の種から発生したのではないかと。 その他, 実に多くの植物の解説を頂きました。
安西先生は鳥類のみならず, 昆虫, クモ, 植物等の専門家でもありますが, 本日はその安西パワーが全開の, 実に盛り沢山で充実した一日でした。
(文責: 紺谷)

2019年2月 7日 (木)

H31 入門コース 第17回「里山の文化(3)」

実施日:平成31年1月29日(火)
会場:川崎市黒川青少年野外活動センター
講師:川崎市黒川青少年野外活動センター 所長 野口 透 氏
参加者:8期生10名 聴講生1名 サポートスタッフ3名
テーマ:里山の文化(3) ~日本の食文化 発酵食のススメ~

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午前中は、米糀、麦麹づくりの実践。作業の前に、野口所長より麹・糀とは何かのお話。
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・麹・糀とは、食品発酵に有効なカビを中心にした微生物のこと。

・味噌・醤油・日本酒などの発酵食品を製造するのにつかわれる。

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・日本酒などでは、もともと自然にあったものを繰り返し使用しているが、味噌や醤油では、業者が供給する種麹をもっぱら使用している。
センターで3日前に作った米糀を試食。

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いよいよ作業開始。先ずは、昨日といでおいた米と麦を蒸し器に移し、

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お湯を沸騰させた釜で50分間蒸す。

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その間の待ち時間には、麹菌を舐めてみたり、米糀味噌1,2,3年物、麦麹味噌1,2年物の食べ比べ。一番人気は、米糀味噌1年物、やはり味がまろやか?

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そうこうするうちに50分経過。
・先ずは、麹菌は熱で死ぬため桶に移して人肌程度に冷ます。
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・冷ましたところで、麹菌をまぶし、
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・麹ぶたに移す。
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・米はかまぼこ状に、麦は平らに。
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・これを室にいれ、暖めて発酵させる。室はホットカーペットを敷いたこたつ状のもの。
・42℃になると麹菌が死ぬので、温度管理は大事。
・20時間後に一度手返し、さらに5時間ごとに二度手返しすれば、完成。
室に入れたところで、作業は終了。後は野口所長にお任せ。2月の味噌づくりに使用します。

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昼食では、黒川自家製の味噌を使った味噌汁を堪能。
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午後は、今度は醤油づくり。但し、全行程は時間が足りないので、強力粉を煎る作業を実践。
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・小麦から作るのが本来だが、簡単で、意外と味もまろやかということで、小麦粉から。
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・白い強力粉をキツネ色になるまで約20分煎るのは、結構大変。全員が交代しながらきれいなキツネ色になりました。
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さらに、センターで作っている塩麴、アンチョビ、柿酢、みりんのつくり方の説明や実際に醤油、柿酢、みりんを舐めてみたりしました。
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最後に、スライドを使って「日本の食文化」の講義。
・和食、発酵調味料や発酵食品の効能、発酵と腐敗の説明など日本が発酵に適した気候・風土であり、
 日本独特の食文化を育んできたかを分かり易く解説いただきました。
皆さん、身近なものについての説明に熱心に聞き入っておられ、無事終了しました。
文責:西尾

2019年1月20日 (日)

H31 入門コース 第16回 「気象学入門」

実施日:平成31年1月15日
会場:山手西洋館(山手234番館)
   横浜地方気象台
講師:横浜国立大学 教育学部 准教授 筆保弘徳氏
     横浜地方気象台 嶋貫氏・浅沼氏
参加者:8期生12名 聴講生2名 サポートスタッフ3名
テーマ:気象学入門気象の原理と神奈川の地域特性
今日は、寒い日なので、皆さんは防寒対策が万全なスタイルで参加されています。
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午前中は元町中華街駅最寄りの横浜山手234番館にて、
横浜国立大学 教育学部 准教授筆保弘徳氏をお招きして気象学入門の原理を勉強しました。
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まず、風を吹かせる力の原理は、地域の気圧差から始まること。
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その地球の大気(空気)は約100~500㎞の高度まであるようですが、境界はあいまいで幅があるようです。最近、宇宙旅行が現実のものとなり、どの高度まで行けば宇宙に行ったことになるかを決める必要が生じ、宇宙の境目を100㎞と決めたようです。

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少し横道に逸れますが、世界中で長さを統一する際、赤道~北極までを1万Kmと決めて、そこから世界共通の「長さ1m」が決められているとのこと。驚きです!
ですから、地球1周は4万Kmで半径は約6千Km。大気圏の厚さは地球の1.5%ととても薄いものです。

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気圧差は、温度差から生じ、陸と海の温度差は通常約10℃くらいになり、海からの風を海風、その反対を陸風といいます。
温度差がなくなれば、風は止み、凪現象がおこります。
とわかりやすく、少々物理学を入れて説明いただきました。
途中活発で、タイムリーな質問があり、先生はそれをわかりやすく解説いただき我々はさらに理解を深めることができました。

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先生の専門である台風の話になり、台風の発生メカニズムは、現代でもはっきり解明されていないとは驚きでした。徐々にそのしっぽをつかめるようになってきたとのこと。
普通は、気圧差が風を作るが、台風は風が吹いて気圧を下げるとのことでした。

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後半気象予報士の資格取得をお勧めになりそのメリットを時間をかけて説明されました。
その気象予報士の資格のメリットとは、
 人との話題に困らない。
 有名でイメージが良い。
 いつも空を見ていて天気予報のことで頭を使うし、頭を上に向いていると心が心理学的にも明るくなる。
の3点らしいです。
Photo_7最後に、最近の横浜地域での気候の特徴の報告がありました。
気温はヒートアイランド現象で1.5℃上昇して降水回数は減少していますが、降水量は変化なしです。
つまり大雨の回数が30%増加しています。

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午後から少々移動して横浜地方気象台の建物での勉強になりました。
淺沼氏と嶋貫氏より座学と館内の見学になりました。

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この場所では、住民に対し
天気の観測する→予測する→伝える。の仕事をされています。
先ず、天気予報ができるまでの流れを勉強しました。

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衛星地上気象観測(ひまわり8・9号)、ラジオゾンデの高層気象観測、積雪計、感雨計、気圧計、照明時間、風向風速計、雨量計、湿度計、目視観測(雲、視程)、気象レーダー観測でデータを集め予報を発信されています。

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昔はデータが多すぎて、「明日の予報の気象データ処理に明後日迄かかる」という位、笑い話になるような時間がかかったのですが、最近は機械が計算し、さらに昨年新型コンピューター導入で短時間作業に改善されました。今は、データー解析も264時間先まで可能になったそうです。すごい処理技術の進歩です。

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最近「政府インターネットテレビ」で、命に係わる警報を図式化表示で分かりやすく伝える情報を公開されています。具体的には、洪水、大雨、暴風、暴雪、高潮、波浪の気象警告です。これらを生活情報として上手に取り入れることで我々の命を守ることにつながります。
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg14989.html
最近はスマートフォンでダウンロードして「防災気象情報」を簡単に入手可能になっています。出来るだけこれらを上手に利用するようにしたいものです。
当「横浜地方気象台」は平日10:00~16:00に一般公開されれいます。(解説希望の場合はFAXで予約必要)
(7期 四宮正義)

2019年1月 9日 (水)

H30 入門コース 第15回「里山と文化2」

実施日:平成30年12月18日
会場:川崎市黒川青少年野外活動センター
講師:NPO法人やまぼうし自然学校 丹野雅之氏
参加者:8期生12名 聴講生3名 サポートスタッフ6名
テーマ:自然クラフト体験 しめ飾りを作る

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本日は今年最後の講座にふさわしいしめ飾り作りである。人気が高く昨年体験した方も参加されている。
 
午前中は丹野講師による しめ縄の元である稲穂の伝来と神話〈記紀〉から述べられた。

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稲穂の伝来は朝鮮半島から北九州に伝来され遺跡に残っている。神話は天孫降臨時に三種の神器」と稲穂を二ニギノミコトに携えたされている。

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(余談)
講師は三種の神器は当然、勾玉・鏡・剣 であって冷蔵庫ではないとポツンと言われた。いつのことだろう昭和35年代かたしか冷蔵庫、洗濯機、テレビだったと思う。その後 3C(車、クーラー、カラーTV)は新流行語になったので今考えれば時代の隔離がすごい
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次は藁の生活と文化である。資料を見ると使用したことのある物、見ただけの物もあるが、今では他の製品に置き換わっている。
例;草履→藁からプラスチックへ
  土壁→藁から断熱材へ

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今でも使われている秋山郷の“ねこつぐら”は人気が高く2年待ちだそうである。
なお、藁製品の体験は、全国の民家を23家移築川崎市「日本民家園」で可能である。
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午前中最後は、しめ縄作る基本である綯うを体験する。

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手順は複数の稲穂を股の下に固定し、稲穂を2分割にし、その1つを右利き用であれば、上から下へ滑らせ、もうひとつの稲穂も順次同様に行う。手は乾燥しているので滑りが悪くなかなか2本の稲穂が萎えない。霧吹きで手、稲穂も頻繁に湿らせていた。また、稲穂を木づちで叩いて稲穂を真っすぐ伸ばす人もいた。
なかなか上手くいかず2本に分割したにも関わらず1本になる方もいた。あちこちから悲鳴(?)や講師方の指導の声が聞こえてくる状況であった。昼からのしめ縄作りを疑問視する人もいた(無理はないと思う)
 

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(余談)
しめ縄のなう方向は、上記の手順とは逆であるとのこと。右利きは下から上、左利きは上から下に綯う。ここで綯うと縒るの違いが気になり帰宅後調べた結果は次のとおりである。 言葉の共通意味は何本かの糸状のものや紙を一つにねじり合わせること。
違いは「材料」。「よる」は糸、わら、針金等、「なう」は紙、わら。
 
愈々しめ飾り作成である昼食終了後は気力が充実したように思える。

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石川氏も指導に参戦し、補助に近藤さん、石井さんも加わり、講師の丹野氏含め4名となり充実した。
作り方は、紙垂(四手)を折る、しめ縄を編む(円形まで)、飾りつけをする。

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先ずは、紙垂つくりからである。2つの山折り半紙と型紙の山折りを
一致させ切断箇所にそって切断し
半紙を折れば完成である。
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いよいよしめ縄つくりである。1人で作成するものと思ってが、2人1組で 1人が稲穂の根本を固定するために手で持つ 他方は編む人で稲穂を3等分にし、分割した2束を各々右に編む。穂先まで編むと左側に編んでいく、残の1束も同様に行い3束のしめ縄ができる。午前中の悪戦苦闘はなんだったろうか?非常に簡単である。過去のノウハウの集大成か?
次は、しめ縄の円形づくりである。根本(東)を下に置く、穂先(西)を根本の左上にする。太陽が東から西へ移動するイメージである。

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水引の飾りものし袋のように紅白の八の字にしても面白いと提案があった、何人か試行した方が見受けられた。
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最後は飾りつけである。飾り物はトレーに入れバイキング形式で各人が好きな飾り物を選んでいく、今年は飾り付けはブーケスタイルに変更され事前に自分好みのデザインが出来上がりしめ縄に取り付けることができるようになった。昨年とは雲泥の差であった。飾り付けが終わると水引の長さの調整及び不要な穂先の切断を終えると完成である。
 

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しめ飾りを手に持ち記念撮影である。
作成前と比べると笑顔がに満ち溢れていた。
しめ飾りは、一夜飾りはだめであるため30日に飾るのがよいとのこと。
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これで今年の講座は終了である。今までの講座運営、講師の方々の努力に頭の下がる思いである。
来年も宜しくお願いいたします。(岡村)

2018年12月 3日 (月)

H30 入門コース 第14回「紅葉の仕組みと植物の生存戦略」

実施日:平成30年11月27日
会場:大和市 泉の森公園
講師:全国森林インストラクター協会神奈川会 久野正樹氏
参加者:8期生11名 聴講生1名 サポートスタッフ2名

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午前中は泉の森公園内「シラカシの家」多目的ホールで、植物の生存戦略と紅葉の仕組みについて久野先生からパワーポイントを使っての解説を受けました。
●植物の生存戦略

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まず、紹介されたのがユーカリ。ユーカリの樹皮は非常に燃えやすく、火が付くと幹からはがれ木を守り、葉が焼け落ちることで、成長を抑制する物質がなくなり、つぼみは発芽します。更に種子は火にあぶられ殻が割れ一斉に発芽します。ユーカリは山火事を誘発し地域を独占する戦略を持っています。植物には驚くような生存戦略を持つものがいるものです。
●植物に必要な要素は、太陽の光 空気 水 の3要素

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太陽の光:植物は太陽の光を使って光合成を行う生産者です。デンプンや糖分(有機物)を作ることができるのは植物だけです。植物は葉の葉緑体で光合成を行うので、葉には太陽の光が沢山当たらなければ光合成はできません。植物が作った有機物のお陰で動物が生きていけます。

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空気:光合成には、空気中のCO2が欠かせません。CO2は葉の気孔から取り込みます。太陽の光がない夜は、植物も呼吸しています。この時は酸素を気孔から取り込んでいます。

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水:水を運ぶのは導管、光合成で作られた糖分を運ぶのは師管です。水や糖分だけでなく、成長を促進したり抑制するホルモンも運ばれます。地面の水を木の上まで上げる仕組みは、根の根圧 細胞の吸水力(浸透圧) 水の凝集力 気孔の蒸散が繋がって上げています。
●環境適応戦略

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ヤツデ;枝を伸ばし大きな葉を茂らせ、太陽光を受けると共に影を落とし他の植物の邪魔をします。
アセビ;全草に毒があり、昆虫や動物の食害から自身を守ります。
サクラ;葉に蜜腺を持ちアリを呼び寄せ、昆虫の食害から自身を守ります。
セイヨウタンポポ;単為生殖 受粉の必要がないので昆虫のいない都会でも種子を作り分布を拡大できます。
●植物の冬越し作戦

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植物は、寒く乾燥する冬を越すために様々な工夫を凝らしています。
葉を落として、幹と枝のみで冬眠するように冬をやり過ごす落葉樹。葉を落とすときになぜ葉が紅葉するのでしょう?

Sksns1811ppt落葉樹は離層を作り葉を落とします。秋の短い日照時間と気温の低下を木が感じ、成長を抑え休眠を誘う植物ホルモンの生産を葉で始めます。落葉樹は葉を落とし、生命活動を最低限まで落として休眠に入ります。

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秋になって気温が下がると糖分や水分の供給をストップします。そうすると、葉緑素が壊れてしまい、今まで見えなかったカロチノイドという黄色い色素が浮き出て見え、これがイチョウなどの黄葉です。

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また、葉に残った糖分によってアントシアニンという赤い色素ができると、赤い色が目立ってきてカエデなどの紅葉になります。
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カエデの語源は、葉の形がカエルの手にいていることに由来しています。日本には29種ものカエデがあります。
モミジの語源は、葉が赤・黄に色付く事を表す「紅葉つ・黄葉つ(もみつ)」に由来します。
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◆午後はフィールド観察です。

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紅葉は正に見頃、水源地の向こうまで足を延ばし紅葉を楽しみました。

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実りの秋、種子も沢山なっていました。風で飛ばす物、鳥に運んでもらう物、植物の生き残り戦略が垣間見えます。

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大きなクヌギが、夏の台風の影響で倒れていました。片づけはしっかり終わっていました。上を見上げると、葉の間から青空が開いています。地面に日が当たるようになり、新しい芽がでることでることでしょう。

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池には、カモがやって来ていました。

写真には取れませんでしたが、カワセミの姿も見えました。

天気も良く、紅葉の1日を学びと観察で楽しみました。(檀野)

2018年11月14日 (水)

H30 入門コース 第13回 「森林保全入門」

実施日:平成30年11月23日
会場:川崎市黒川青少年野外活動センター
講師:川崎市黒川青少年野外活動センター 所長 野口透 氏
テーマ:森林保全入門~森に手をいれるということ~
参加者:8期生 10名  サポートスタッフ2名
今回のテーマは「森林保全入門~森に手をいれるということ~」里山整備の大切さを学びました。

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里山は、食料や燃料(薪・炭)を得たり、落葉を腐葉土として肥料にしたりと、人々の生活を支える場として活用してきました。人が手を入れて、維持してきました。しかし人々の生活様式が変わり里山を使わなくなりました。里山は手入れをしないと、暗い森になってしまい、機能は失われ荒れてしまいます。そこで、実際にどんぐり山の手入れを行いました。

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常緑樹で森を暗くしてしまう「シラカシ」を1本倒します。受け口と追い口を入れ、みんなで引っ張って倒しました。

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倒した後は、枝を落とし、幹はカットして広い場所へバケツリレー。

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広い場所で、薪割りにも挑戦。これで1本のシラカシが薪になり燃料として使えるようになりました。木を倒してからの処理の大変さを身をもって体験しました。昔は木を倒すと薪になりましたが、現在ではゴミになり処理にお金がかかります。里山はほったらかしになるわけです。

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午後からは、物作り。
竹製の靴ベラを作ります。
材料の竹も里山から調達です。
竹林も管理が大切です。
傘をさして歩けるくらいに間引くのが理想です。
そうすればタケノコも美味しくいただけます。
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さあ、靴ベラの製作です。
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竹を切り、割って、サイズを写し、削って、削って、磨いて、

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完成です。
物作りは楽しい作業です。買う方が効率的ですが、豊かな時間を楽しめました。
効率を良さを追い続けた結果の現代生活。
手間はかかるけれど、丁寧で豊かな生活。
自然との付き合い方を、考え直す1日でした。 (檀野)

2018年10月26日 (金)

H30 入門コース 第12回「自然の恵みでアウトドアクッキング」

実施日:平成30年10月23日

会場:川崎市黒川青少年野外活動センター
講師:川崎市黒川青少年野外活動センター 所長 野口透 氏
テーマ:目からウロコのバーベキューテクニックを学ぶ
参加者:8期生 10名 聴講生 1名 サポートスタッフ2名
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野外活動入門として、バーベキューテクニックを学びました。炭の扱いと、肉や野菜の焼き方を中心に。日常では炭は使いませんが災害時には役に立つ技術ですね。

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着火:炭に火をつけるには、チムニースターターが有効です。煙突効果を使った、下に新聞紙を入れて火をつけると30分で火が起こります。

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炭の配置:均等に並べるものではありません。斜めに積んで半分くらいは炭を置きません。高く積んだところは強火、境目は中火、炭の無いところは弱火。焼くものによって火加減を調整できます。手のひらを、網の上15cmに置き耐えられる時間で温度を確認します。

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お肉:ペッパーステーキ・チャイニーズグリルチキン・ハワイアンポークリブの3種。手のひらより厚いお肉は、始め強火で表面を焼き、その後は弱火でじっくり焼くことで、ジューシーな出来上がりに!

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野菜:ミニトマト・ナス・シイタケ・ピーマン・長ネギ。どれも切らずに丸のままでグリルします。ミニトマトとピーマンにはオリーブオイルを塗ること。切らずに焼いた野菜は水分が逃げないのでジューシーでとても美味しい!

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シニアの皆さんも、デモンストレションをまねて、チャレンジ。
次々に焼いて、どんどん食べる。なぜかせっかちになってしまいます。
これも美味しいからなのでしょう。
まさに「目からウロコのテクニック!」

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デザートにバナナとパイナップルも。フルーツのグリルも一味違う甘さを堪能できました。
午後からは、青竹バームクーヘン。

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青竹に生地を塗って焼いて、生地を塗っては焼いてを繰り返し、ゆっくり育てていきます。

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なんと市販に負けないバームクーヘンが焼き上がりました。その場で焙煎した炒りたてコーヒーと共にいただきました。なんとも豊かな時間です。
今回、BBQとバームクーヘンを作りながら、コミュニケーションが広がり、手間を掛けながらの豊かな時間を楽しみました。(檀野)

2018年9月24日 (月)

H30入門コース 第9回「里山と文化」

実施日:平成30911日(火)

会場:にいはる里山交流センター・新治市民の森

講師:NPO法人 新治里山「わ」を広げる会 事務局長 吉武 美保子 先生

テーマ:里山と私たちのくらし

参加者:受講者13名(812名・聴講1名)スタッフ3

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昨日来の雨がすっかり上がり、ホットした日の始まりであった。曇り日であったが秋風のもと新治里山センターまでの約1.5㎞を気持ちよく歩くことができた。

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午前は旧奥津邸の大広間にて、吉武美保子さんによる“里山の基本・里山と人との関わり合い等”について”の講義があった。

 

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主な内容は

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・この市民の森の特徴は生物の多様性に富んでおり、県でも箱根・丹沢に次ぎ第三番目である。なお、我々が学んでいる“黒川”は、第四番目である。

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・我々はかつて身近にみられたメダカ等が何時の間にか絶滅危惧種となってしまった。そこで、科学的な調査がなされ、生物の多様性を有した里山が着目されるようになった、なお“里山“は、古くて新しい言葉であり、最近注目されることになった。英語でも“SATOYAMA”で広く知れ渡るようにもなった。

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余談として、“公園“は県・市の所有地であるが、”市民の森“は複数の地権者から十数年間借用したエリアである。

 

午後は、市民の森を散策しながら“里山とその保全”について講義とは異なる視点から学んだ。

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・ここの里山(谷戸)は利用価値の低下にともなう手入れの疎か・放置だけでなく、ニュータウン造成に伴う土砂の捨場となり環境が悪化した。市民の森化時、その土砂の撤去、散策路の整備し環境の復元に努めてきた。

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・土手の草の除去は一時期除草剤を使用した際に根まで枯れたのであろう土手が一部崩れてしまったため過去のノウハウを継承し必ず草刈りを行っている。

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・安全対策としてボランティアの方々が常時散策に邪魔・危険となる灌木等の調査・発見及び伐採指示を行い、里山を維持している。

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・散策路と雑木林の境界(森のヘリ)には、マント群落と呼ばれる“蔓と低木”から構成されるエリアがあり、多くの生物に富んでいることを知った。

 

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散策の途中 みはらし広場にて、蚊の大群に会い休息もそこそこに次の目的に向かうというハプニングがあった。

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「里山がそばにある暮らしは、自然が豊かで、地域とのかかわりを持てる豊かな暮らしといえる。人と人、人と自然をつなぐことは、面倒が多いが楽しいことです。素晴らしい里山を次世代の財産に残したい。」という吉武さんの思いを実感した1日でした。   (岡村)

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