a.自然派ビギナー講座/入門コース

2018年12月 3日 (月)

H30 入門コース 第14回「紅葉の仕組みと植物の生存戦略」

実施日:平成30年11月27日
会場:大和市 泉の森公園
講師:全国森林インストラクター協会神奈川会 久野正樹氏
参加者:8期生11名 聴講生1名 サポートスタッフ2名

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午前中は泉の森公園内「シラカシの家」多目的ホールで、植物の生存戦略と紅葉の仕組みについて久野先生からパワーポイントを使っての解説を受けました。
●植物の生存戦略

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まず、紹介されたのがユーカリ。ユーカリの樹皮は非常に燃えやすく、火が付くと幹からはがれ木を守り、葉が焼け落ちることで、成長を抑制する物質がなくなり、つぼみは発芽します。更に種子は火にあぶられ殻が割れ一斉に発芽します。ユーカリは山火事を誘発し地域を独占する戦略を持っています。植物には驚くような生存戦略を持つものがいるものです。
●植物に必要な要素は、太陽の光 空気 水 の3要素

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太陽の光:植物は太陽の光を使って光合成を行う生産者です。デンプンや糖分(有機物)を作ることができるのは植物だけです。植物は葉の葉緑体で光合成を行うので、葉には太陽の光が沢山当たらなければ光合成はできません。植物が作った有機物のお陰で動物が生きていけます。

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空気:光合成には、空気中のCO2が欠かせません。CO2は葉の気孔から取り込みます。太陽の光がない夜は、植物も呼吸しています。この時は酸素を気孔から取り込んでいます。

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水:水を運ぶのは導管、光合成で作られた糖分を運ぶのは師管です。水や糖分だけでなく、成長を促進したり抑制するホルモンも運ばれます。地面の水を木の上まで上げる仕組みは、根の根圧 細胞の吸水力(浸透圧) 水の凝集力 気孔の蒸散が繋がって上げています。
●環境適応戦略

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ヤツデ;枝を伸ばし大きな葉を茂らせ、太陽光を受けると共に影を落とし他の植物の邪魔をします。
アセビ;全草に毒があり、昆虫や動物の食害から自身を守ります。
サクラ;葉に蜜腺を持ちアリを呼び寄せ、昆虫の食害から自身を守ります。
セイヨウタンポポ;単為生殖 受粉の必要がないので昆虫のいない都会でも種子を作り分布を拡大できます。
●植物の冬越し作戦

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植物は、寒く乾燥する冬を越すために様々な工夫を凝らしています。
葉を落として、幹と枝のみで冬眠するように冬をやり過ごす落葉樹。葉を落とすときになぜ葉が紅葉するのでしょう?

Sksns1811ppt落葉樹は離層を作り葉を落とします。秋の短い日照時間と気温の低下を木が感じ、成長を抑え休眠を誘う植物ホルモンの生産を葉で始めます。落葉樹は葉を落とし、生命活動を最低限まで落として休眠に入ります。

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秋になって気温が下がると糖分や水分の供給をストップします。そうすると、葉緑素が壊れてしまい、今まで見えなかったカロチノイドという黄色い色素が浮き出て見え、これがイチョウなどの黄葉です。

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また、葉に残った糖分によってアントシアニンという赤い色素ができると、赤い色が目立ってきてカエデなどの紅葉になります。
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カエデの語源は、葉の形がカエルの手にいていることに由来しています。日本には29種ものカエデがあります。
モミジの語源は、葉が赤・黄に色付く事を表す「紅葉つ・黄葉つ(もみつ)」に由来します。
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◆午後はフィールド観察です。

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紅葉は正に見頃、水源地の向こうまで足を延ばし紅葉を楽しみました。

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実りの秋、種子も沢山なっていました。風で飛ばす物、鳥に運んでもらう物、植物の生き残り戦略が垣間見えます。

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大きなクヌギが、夏の台風の影響で倒れていました。片づけはしっかり終わっていました。上を見上げると、葉の間から青空が開いています。地面に日が当たるようになり、新しい芽がでることでることでしょう。

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池には、カモがやって来ていました。

写真には取れませんでしたが、カワセミの姿も見えました。

天気も良く、紅葉の1日を学びと観察で楽しみました。(檀野)

2018年11月14日 (水)

H30 入門コース 第13回 「森林保全入門」

実施日:平成30年11月23日
会場:川崎市黒川青少年野外活動センター
講師:川崎市黒川青少年野外活動センター 所長 野口透 氏
テーマ:森林保全入門~森に手をいれるということ~
参加者:8期生 10名  サポートスタッフ2名
今回のテーマは「森林保全入門~森に手をいれるということ~」里山整備の大切さを学びました。

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里山は、食料や燃料(薪・炭)を得たり、落葉を腐葉土として肥料にしたりと、人々の生活を支える場として活用してきました。人が手を入れて、維持してきました。しかし人々の生活様式が変わり里山を使わなくなりました。里山は手入れをしないと、暗い森になってしまい、機能は失われ荒れてしまいます。そこで、実際にどんぐり山の手入れを行いました。

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常緑樹で森を暗くしてしまう「シラカシ」を1本倒します。受け口と追い口を入れ、みんなで引っ張って倒しました。

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倒した後は、枝を落とし、幹はカットして広い場所へバケツリレー。

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広い場所で、薪割りにも挑戦。これで1本のシラカシが薪になり燃料として使えるようになりました。木を倒してからの処理の大変さを身をもって体験しました。昔は木を倒すと薪になりましたが、現在ではゴミになり処理にお金がかかります。里山はほったらかしになるわけです。

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午後からは、物作り。
竹製の靴ベラを作ります。
材料の竹も里山から調達です。
竹林も管理が大切です。
傘をさして歩けるくらいに間引くのが理想です。
そうすればタケノコも美味しくいただけます。
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さあ、靴ベラの製作です。
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竹を切り、割って、サイズを写し、削って、削って、磨いて、

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完成です。
物作りは楽しい作業です。買う方が効率的ですが、豊かな時間を楽しめました。
効率を良さを追い続けた結果の現代生活。
手間はかかるけれど、丁寧で豊かな生活。
自然との付き合い方を、考え直す1日でした。 (檀野)

2018年10月26日 (金)

H30 入門コース 第12回「自然の恵みでアウトドアクッキング」

実施日:平成30年10月23日

会場:川崎市黒川青少年野外活動センター
講師:川崎市黒川青少年野外活動センター 所長 野口透 氏
テーマ:目からウロコのバーベキューテクニックを学ぶ
参加者:8期生 10名 聴講生 1名 サポートスタッフ2名
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野外活動入門として、バーベキューテクニックを学びました。炭の扱いと、肉や野菜の焼き方を中心に。日常では炭は使いませんが災害時には役に立つ技術ですね。

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着火:炭に火をつけるには、チムニースターターが有効です。煙突効果を使った、下に新聞紙を入れて火をつけると30分で火が起こります。

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炭の配置:均等に並べるものではありません。斜めに積んで半分くらいは炭を置きません。高く積んだところは強火、境目は中火、炭の無いところは弱火。焼くものによって火加減を調整できます。手のひらを、網の上15cmに置き耐えられる時間で温度を確認します。

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お肉:ペッパーステーキ・チャイニーズグリルチキン・ハワイアンポークリブの3種。手のひらより厚いお肉は、始め強火で表面を焼き、その後は弱火でじっくり焼くことで、ジューシーな出来上がりに!

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野菜:ミニトマト・ナス・シイタケ・ピーマン・長ネギ。どれも切らずに丸のままでグリルします。ミニトマトとピーマンにはオリーブオイルを塗ること。切らずに焼いた野菜は水分が逃げないのでジューシーでとても美味しい!

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シニアの皆さんも、デモンストレションをまねて、チャレンジ。
次々に焼いて、どんどん食べる。なぜかせっかちになってしまいます。
これも美味しいからなのでしょう。
まさに「目からウロコのテクニック!」

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デザートにバナナとパイナップルも。フルーツのグリルも一味違う甘さを堪能できました。
午後からは、青竹バームクーヘン。

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青竹に生地を塗って焼いて、生地を塗っては焼いてを繰り返し、ゆっくり育てていきます。

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なんと市販に負けないバームクーヘンが焼き上がりました。その場で焙煎した炒りたてコーヒーと共にいただきました。なんとも豊かな時間です。
今回、BBQとバームクーヘンを作りながら、コミュニケーションが広がり、手間を掛けながらの豊かな時間を楽しみました。(檀野)

2018年9月24日 (月)

H30入門コース 第9回「里山と文化」

実施日:平成30911日(火)

会場:にいはる里山交流センター・新治市民の森

講師:NPO法人 新治里山「わ」を広げる会 事務局長 吉武 美保子 先生

テーマ:里山と私たちのくらし

参加者:受講者13名(812名・聴講1名)スタッフ3

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昨日来の雨がすっかり上がり、ホットした日の始まりであった。曇り日であったが秋風のもと新治里山センターまでの約1.5㎞を気持ちよく歩くことができた。

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午前は旧奥津邸の大広間にて、吉武美保子さんによる“里山の基本・里山と人との関わり合い等”について”の講義があった。

 

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主な内容は

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・この市民の森の特徴は生物の多様性に富んでおり、県でも箱根・丹沢に次ぎ第三番目である。なお、我々が学んでいる“黒川”は、第四番目である。

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・我々はかつて身近にみられたメダカ等が何時の間にか絶滅危惧種となってしまった。そこで、科学的な調査がなされ、生物の多様性を有した里山が着目されるようになった、なお“里山“は、古くて新しい言葉であり、最近注目されることになった。英語でも“SATOYAMA”で広く知れ渡るようにもなった。

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余談として、“公園“は県・市の所有地であるが、”市民の森“は複数の地権者から十数年間借用したエリアである。

 

午後は、市民の森を散策しながら“里山とその保全”について講義とは異なる視点から学んだ。

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・ここの里山(谷戸)は利用価値の低下にともなう手入れの疎か・放置だけでなく、ニュータウン造成に伴う土砂の捨場となり環境が悪化した。市民の森化時、その土砂の撤去、散策路の整備し環境の復元に努めてきた。

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・土手の草の除去は一時期除草剤を使用した際に根まで枯れたのであろう土手が一部崩れてしまったため過去のノウハウを継承し必ず草刈りを行っている。

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・安全対策としてボランティアの方々が常時散策に邪魔・危険となる灌木等の調査・発見及び伐採指示を行い、里山を維持している。

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・散策路と雑木林の境界(森のヘリ)には、マント群落と呼ばれる“蔓と低木”から構成されるエリアがあり、多くの生物に富んでいることを知った。

 

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散策の途中 みはらし広場にて、蚊の大群に会い休息もそこそこに次の目的に向かうというハプニングがあった。

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「里山がそばにある暮らしは、自然が豊かで、地域とのかかわりを持てる豊かな暮らしといえる。人と人、人と自然をつなぐことは、面倒が多いが楽しいことです。素晴らしい里山を次世代の財産に残したい。」という吉武さんの思いを実感した1日でした。   (岡村)

2018年7月24日 (火)

H30 入門コース第8回 「海の生き物観察」

期日: 平成30717日(火)

会場: 真鶴半島 (遠藤貝類博物館・三ツ石海岸)

講師: NPO法人ディスカバーブルー代表, 横浜国大講師 水井涼太先生

テーマ:「海の生き物観察」 真鶴海岸で相模湾の豊かさに触れる

 

参加者: 受講:12 (8:11, 聴講:1), スタッフ:3

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本日の会場は遠藤貝類博物館と三ツ石海岸。海岸は溶岩によってつくられ, その後の浸食により現在の姿になりました。磯の潮だまりでいろいろな生物を観察します。

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午前中、まずは水井先生からの講義。窓を開け放った教室には自然の風が心地よく吹き込み, 温度は3233℃でもクーラーなしで暑さを感じさせないという, まったく贅沢な授業です。

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本邦の海域は世界で最も生物多様性に富んでいる海域の一つだとの事で, 33千種が確認されています。ところが未確認も含めて推定約15万種が生息しているとされていますから, その内のわずか2割が確認されているにすぎません。そうした中でも相模湾にはとりわけ多くの生物が生息しており, 現在でも新種だと思わしき生物に頻繁に遭遇なさるとの事です。

 

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講義の中で とりわけ印象に残っているのは, 解説冒頭の“海に関する「無知」を知ること”です。学校教育では海を扱った授業はありません。ほとんど毎日、魚介類や海藻を食するという海の恩恵を得ているのに, これはまた, なんという事なのか, 愕然とします。その事に気が付いたので, これからは, 少しは海の事を知ることに注意を払います。


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更に記憶に残るのは, 川の流れが海に注ぐという至極当たり前の事実です。自然災害や私たちが捨てたゴミなど, 適切には処理されなかったゴミは, 川に流れ, いずれ海に流れ込みます。昨今, 海洋プラステイック問題が一般紙や新聞, ニュースでも取り上げられています。プラスチックは、海洋生物の体内に取り込まれ、食物連鎖の頂点にいる我々人類が海洋生物を食する事で, 人類にとっても大問題となるわけです。他にも, 海の酸性化, 海水温の上昇, 乱獲による水産資源減少問題, 埋め立て

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や沿岸浸食による生物多様性変化, 等があります。気が付いてみたら, 海水浴も潮干狩りもできなくなっているどころか, 海産物を供給してもらえないようになるなど誰も望まず, とんでもない未来を迎えてはなりません。

 


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次は、顕微鏡を使ってのプランクトン観察。顕微鏡の操作法を習った後, 各人に顕微鏡と若干の海水標本が入っている凹型シャーレが配られ, 観察開始。


 

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自分が識別できたのは ヤコウチュウ, ミジンコ, カイアシ程度でしたが、鞭毛で泳ぐのもいました。これは動きが素早いので視界から容易に立ち去り, 再発見に手間取ったあげく, 18種のサンプルのどれかはわからずじまいでした。先生は, たまに見た事のないプランクトンに出会うとの事です。

 

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昼食の後の午後は, まず装備を整える事から, 軍手と足元の準備をします。銘々, 水筒, バケツやバット, 小魚を採るための網を携え, 出発。海抜60m位の高さにある会場から, 250段の階段を一挙に下ると, そこは三ツ石海岸。真鶴岬の根元の潮だまりで私たちは潮干狩りならぬ磯場狩りをします。

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潮だまりに行く前にまずはブリーフイング。大きな紙に描かれた数枚の絵を観ながらいろいろな注意を頂きます。危険な生物では、ウニのトゲ, オコゼの背びれ, カツオノエボシ, ウツボ 等に注意が必要です。青い斑点がきれいな小型のヒョウモンダコは、咬まれると命をおとすことも。また熱中症対策も重要です。足元は非常に滑りやすく転びやすいので体幹筋力と注意が必要です。

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ブリーフイングの後はお待ちかね。早速潮だまりでジョボジョボ。磯に住む生物を観るには潮だまりの石をひっくり返すと良いとの事で, 早速そのようにすると, 確かに いるわいるわ の状態。バケツやらバットに獲物を入れておきます。与えられた30分もアッと言う間に過ぎます。

 

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先ほどブリーフイングした場所でバケツやバットの中身を空け, 生物名や特徴などの説明を頂きます。30分間とは思えないほどの収穫だ とのお褒めの言葉を頂きました。尚, この磯では本来300種以上の生物が棲んでいるとの事です。真鶴近辺には防波堤等の人工的建造物がなく, 自然本来の磯や砂浜だけなので, 生物多様性が大変高いのだとの事です。

 

本日出会った生物たち

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カニの類: イワガニ, イソガニ, ヒライソガニ, オウギガニ

エビの類: イソスジエビ

ヤドカリの類: イソヨコバサミ, イソガニダマシ

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ウニの類: ムラサキウニ, バフンウニ

ヒトデの類: イソマキヒトデ, クモヒトデ, アオスジクモヒトデ

ナマコの類: ニセクロナマコ(毒のため食用には不適切)


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イソギンチャクの類: ウメボシイソギンチャク

貝類: アマオビガイ, イボニシガイ, スオビガイ, レイシガイ, クマノコガイ, ヒザラガイ, ウスヒザラガイ,アマオブネガイ, トコブシ, アワビ, ウノアシガイ, イワガキ, マガキ, ケガキ, オトメガサガイ, タカラガイ

魚類: ハゼの仲間

植物: テングサ (4~5年前までは海女さんが海産物として採集していたとの事)

 (写真・文責 紺谷(7期修了))

2018年7月12日 (木)

H30 入門コース 第7回 「博物館のヒミツ」

実施日:平成30年7月3

会場: 神奈川県立 生命の星 地球博物館

講師: 同博物館名誉館長 斎藤靖ニ氏

参加者: 12名 サポートスタッフ3名

テーマ:博物館をより楽しむ為に

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名誉館長  斎藤靖ニ 氏

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<博物館の使命>

地球と生命・自然と人間がともに生きている事をテーマに設立。地球規模から神奈川県までの自然に関する資料の収集・保管と次世代への継承、調査・研究活動を行っています。

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日本における最初の博物館は正倉院(756年)ともいえる。しかし、明治政府の新しい国をつくる政策によって、江戸時代までの自然文化財(城などの建築物・書画・骨董等)の多くの資料が廃棄されてしまいました。現在では、国の政策により、観光資源としての博物館が期待されていて、本来の使命が損なわれてきています。

<自然史について>

・日本人は、水・空気・大地・山・森等は地球からの贈り物として共に生きています。動物・植物・鉱物等、食料・医療・道具等、技術・科学・文化の発展に寄与していることが様々な記録からわかります。

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<科学史について>

・社会貢献の目的が、マンハッタン計画時から戦争への協力になり、その後は商業価値を目指すものになっていることが記録からわかります。

<文化史について>

・自然物のスケッチや文献も残っています。葛飾北斎の浮世絵や江戸小紋等の着物の模様使われていることが残されています。

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<地球史について>

・世界中が陸続きだったこと、大陸は動いている(大陸移動説)、南極ができた理由、日本が多島列島であったこと、月が地球から産まれたこと、海溝の世界地図、マントル対流とプレート運動の世界地図、地震のメカニズム等いままでの記録から地球の未来の予測できようになりました。

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<質問>

Q:はやぶさは生命体の証拠を持ち帰るのか?

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A:人間も、地球起源初期は酸素を必要としない生命体からはじまった。細胞膜を作り生き延びている。地底には酸素に触れられない未知の生命体があるし、宇宙からも度々生命体は来ているかも知れない。今世界では遺伝子の組み換えグッズが商業化されてきており、一般人が簡単にネット上で手に入れる事ができる。新しい生命体が生み出されるかもしれない。


Q:地震のデータについて、約400年周期と説明されたが、阪神・東北地震は大規模地震ではないのか?

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A:よく調べると、阪神は大火災、東北は津波によりおおくの犠牲者がでています。地震そのものでの被害は場所によるが、比較的小さいものです。大規模なエネルギーを持つ地震が約400年周期という事で、被災規模は更に大きなものとなるでしょう。また、コンクリート建築物より木造建築物の地震被害が少なかったデータもある。

 昼食後は展示物の見学をしました。

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<まとめ>

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この歳になっても、博物館はいつ行っても不思議でおもしろい。新たなヒミツの発見が盛り沢山です。この生命の星地球博物館は入り口を入った途端に過去の地球の匂いがします。恐竜等剥製、本物の隕石、神奈川エリアの地層地図の模型、環境下の動植物、etc・・・・温暖化のメカニズム、大事なオゾン層についても分かりやすく説明しています。又売店の書籍も充実していて今回も孫に本を購入しました。

( 記録 武田 )

 

 

H30 入門コース 第6回 「自然体験活動時の安全管理」

実施日:平成30626日(火)

会場:川崎市黒川青少年野外活動センター

講師:大東文化大学スポーツ・健康科学部 教授 中村 正雄 

テーマ:自然体験活動時の安全管理

参加者:8期生10名 サポートスタッフ3名

午前中は、中村先生より「自分と仲間の命を守る」というテーマで自然体験活動時の安全管理について、ユーモアを交えて分かり易い講義。

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その後は、「リスクマネジメントエクササイズ」として登山時のリーダーとしての役割・行動について事例に基づいてグループ単位で議論。こんな事例

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「あなたは登山リーダーとして1人の引率で10人の登山初心者をつれて山に登っています。登山中、Aさんが体調をくずし、疲労が目立ち、皆から遅れ出しました。あなたはAさんにつきそっていましたが、前方を行くグループとの差は開くばかり。今夜の宿泊予定の山小屋までは、まだも2時間かかりますが、もどれば1時間のところにも山小屋がある。

引率者としてあなたはどうする?」

Aさんを残して皆を呼びに行き、最も近い山小屋(約1時間)にもどって宿泊する。

Aさんを残して皆を呼びに行き、Aさんのことを話して、皆でAさんを励ましながら、Aさんのペースに合わせて目的の山小屋に行くよう指示する。

Aさんと離れることは危険なので、Aさんから離れず、他のメンバーは先に宿泊予定の山小屋に行かせておく。

皆さん熱心に議論していました。

正解のない中で、いろいろ考えさせられる問題でした。

 

午後は、「AEDの使用法」の実習。手順は

1.現場の安全の確認(まず、あなたの安全を確保)

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2.反応の確認 声をかけて意識がなければ

3.通報 119番通報とAEDの手配

4.呼吸の確認 正常な呼吸がなければ

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5.胸骨圧迫心臓マッサージ




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6.人工呼吸



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7.AEDが到着したら AEDの指示に従いAEDを使用

 



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皆さん、あまり経験のない心肺蘇生に真剣に取り組んでいました。

 実習に熱心に取り組んだ結果、時間が押して最後は「リスクマネジメントエクササイズ のもう一問を簡単に議論して終了しました。

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文責:西尾

2018年6月17日 (日)

H30 入門コース 第5回 「五感で学ぶ手法の体験」

実施日: 平成30612 ()

 : 川崎市青少年の家 (川崎市宮前区宮崎105-1)

 : 藁谷久雄 (わらがい ひさお) 先生 (NPO法人 国際自然大学校 副理事長)

テーマ : 「五感で学ぶ手法を体験 ~ シェアリング・ネイチャー」

 親しみやすいパッケージ・プログラムとして、ネイチャー・ゲームを体験する

自然体験活動の意義についての理解を高める

参加者: 受講12(8: 12), スタッフ3名 

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今回は、解説を聞いて自然を理解するのではなく、五感を使って自然を感じてみました。「シェアリング・ネイチャー(ネイチャーゲーム)は大人から子供まで楽しみながら自然を実感できるプログラムですから, 本日は大いに楽しみましよう」 という、藁谷先生のアドバイスから始まりました。

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色いくつ 中庭で, 自分の周囲に, 自然の色として, どんな色があるか数え, 皆さんで発表しあう。草花のみならず, 木々の葉 幹 花 果実, 苔の色, 土の色, 空の色, 雲 などなど, 10色以上も発見できた。もっとあったのかな?

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音いくつ  全員が目をつぶり, どんな音が聞こえるかを数える。自然な音・人工的な音も聞えてくる。じっと聴いていると, 自動車音に負けず, いろいろな鳥の鳴き声や 風の音 がはっきりと聞こえる。皆で発表しあっている時に, ヤマバトの長閑な啼声が聞え, また, ウグイスが強く大きく主張するような鳴き声を発していました。

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カモフラージュ 森に隠された人工物を探す。たくさん置かれた人工物を, いくつ見つけられるかチャレンジ。"人工"はそこに置かれているだけで、何かで蔽ったりして隠されているわけではありません。2回づつ挑戦。1回目は全く見つけられなくても2回目にはいくつか見つける事ができる。しかし, 全て見つけ出した人は, 今まで誰もいないとの事でした。野生動物や昆虫は保護色や擬態を駆使して発見されないようにしているのです。探す側に先入観などあったりすると全く見分けられません。

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森の色あわせ 3人一組になって, 18種類の色マップのそれぞれに合致する自然物を探す。重要な事は, 3人全員の合意で合致していると判断しなければならない事。各人個人の判断を皆で分かち合う事が重要なのです。同じ色は、ありそうでピッタリは難しかった。

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目隠し イモムシ 全員が目隠しをして前の人とつながり, イモムシのように進む。時々下側にある物体に片手で触れて何なのかを推測したり, 歩く時の足裏感覚で歩いている所を推測したり、目を隠すと他の感覚が働き出します。手のひらで太陽の位置を感じたりもできます。

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ネイチャー・トレイル 目隠しをして, 木々に張られたロープを片手で伝ってゴールまで歩きます。もう片方の手で前方安全確認を行います。ロープには段差があったり, 張られている角度が急変したり, テンションが大きく変わったりして, 大きな不安や恐怖を覚えながら進みます。触覚で自然を感じました。

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探検ルーペ 直径約1センチの丸穴が開いている厚紙を使うゲームです。この丸穴から覗く事で視界を制限するため, 狭い領域に注意を集中する事ができます。視界制限という新しい体験, 新しい発見がありました。

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フォールド・ポエム (Fold Poem) 3人一組になって, 素敵な場所を見つけます。その場で感じた事をリレー形式で合作詩を作ります。感じた事のアウトプットに挑戦です。完成後はタイトルをつけて皆さんに御披露。恋愛物仕立て, わが青春追憶編 や 現状嘆息編など 意図もしなかったシナリオとなっていたり 意表を突いた情景が詠まれていたり 予想以上の出来栄えの見事さに, , ビックリです。

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サイレント・ウオーク (Silent Walk) 二人ペアを組んで約10メートルを, いいもの探しながら歩きます。発見したら相手に知らせます。でも、しゃべってはいけません。上手く伝えられるでしょうか?実施後の感想では相手に結構伝わったと思うと考えておられる方が多かったです。ほんとうかなぁ?


本日のまとめ

 

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 ネイチャー・ゲームでは, 自然と自分が一体であることを気付くことに主眼を置いています。博物学的な立場とは趣が異なっています。楽しみながら自然を実感できるので, 大人から子供まで参加できるのです。

 また, ネイチャー・ゲームでは, お互いに, ともに分かち合うという"分かち合い"が大変重要となっています。シェアリング・ネイチャーと称される由縁です。そして, "まとめ"自体が"分かち合い"の実例の一つです。

 ネイチャー・ゲームには, 熱意・感覚・体験・感動をもたらす各種の要素ゲームがあります。そして, ゲームの流れが起承転結となるように, "フロー・ラーニング"を効果的に使う事が重要です。本日はシニアなので,  感覚・体験・感動をもたらすゲーム を組み合わせたとの事。我々シニアは子供たちを育てる立場にあります。起承転結のシナリオが異なるのは当然の事ですね。

 現在の子供達からは随分と多くの体験が失われています。今我々大人がすべきことは, 奪われた体験の機会を, 意識的に, 少しずつでも増やし, 取り戻すことでしょう。

 (写真・文責 紺谷(7期終了))

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2018年6月 2日 (土)

h30 入門コース 第4回 「地球の調べ方入門」城ケ島で地層観察

実施日: 平成30522()

会場: 城ケ島(神奈川県三浦市三崎町城ケ島)

講師: 内野哲様(日本地学学会会員/元神奈川地学会会長)

テーマ: 地層観察入門(地球の調べ方入門)

参加者: 受講12(8: 11, 7: 1), スタッフ4

地学やら地層というと非日常の典型に思われています。でもニユースでは、 長野で頻発している地震・チバニアン・キラウエア溶岩が紙面を賑わせています。 また、2011年の東北地方太平洋沖地震や1995年の阪神・淡路大震災は生涯忘れることはできません。今回は、城ケ島で地層を直接的に観て,解説して頂く事により、地学を少しは身近に感じるようになり、少しでも多く地球の事を知りたいと希望しています。

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午前中は、城ケ島停留所から少し歩き、浸食がくっきりとした広場で, 前知識としての基本事項の御説明を頂きました。かなりの量があり、叩き込まれた感じです。岩石には、火成岩と堆積岩があります。火成岩はマグマが固まったもので、色は白か黒。地球の中の石は黒く、溶けるとマグマになります。「できたてマグマ」は、高温で粘りが低くサラサラしていて黒い。しばらくすると、分離して「上澄みマグマ」が誕生します。「上澄みマグマ」は低温で粘りが高くネバネバしていて白いという特徴があります。「できたてマグマ」は、溶岩がじわーっと流れ出し続ける火山になり、「上澄みマグマ」は爆発的に噴火する火山になります。

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また, 地表を構成する堆積岩は、砂・泥・岩の表面の粒など、の大きさと色、あるいは, それらの並び順から堆積の様子を知る事が出来ます。ところで、堆積した時は水平方向だった地層ですが、地殻変動で、引っ張られたり、圧縮されたりして傾いたり、ずれたりします。

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地層から地面の動きを読み解こうというわけです。

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楫の三郎山神社(かじのさぶろうやまじんじゃ)付近の露頭では, 傾斜した地層が複数層, “ごそっとずれているのがくっきりと見える個所があります。 地表隆起や“ずれ”があった事がわかります。

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“スランプ”という構造では複数回の湾曲が実にくっきりと見えますがこれは実は海底で堆積中時に起きた時滑りの痕跡だとの事で, “うむむと唸ってしまいます。

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生物の痕跡により、地層の年代を確認できます。ボーリングシェルや生痕化石を観る事が出来ます。どんな生物が棲んでいたのか想像をたくましくします。

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地層の上下を判断するサインも所々に見られます。

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地層がスタジアムのように扇状に変形したダイナミックな景観も!

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露頭に縦斜め方向の亀裂の顕われた断層があり, 西側と東側とでは地層がくっきりと異なるのが解ります。

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更に東に歩き, 馬の背洞門へ。かつて, この不思議な形の洞門を, 満潮時には小舟がくぐる事ができたとの事ですが, 今はくぐれません。関東大震災時に1.5mも隆起したからだとの事です。

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ここから今までの西側を振り返ると, 標高の高い個所は平らになっています。これは海食台で3万年前に隆起したとの事です。

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馬の背洞門の脇の舗装された階段を昇り, 竹が植えてある箱根ローム層の道は, 今までの悪路が嘘のようです。舗装された道路を歩くのに自分など慣れ過ぎてしまっているのが解ります。途中の海鵜展望台で, 島の東部の露頭を観ます。上部のローム層には樹木が生い茂っています。下部の層は不整合で上部と接しています。

 

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内野先生の御講義なさった事で記憶に深いのは, 下記の2点です。

(1) “1,000年なんぞ瞬間だとの事です。地層の一つの縞模様ができるのにはそれこそ何十万年も何百万年も要します。ため, “自分の生きている時期には地層に変化なぞあるわけがないとつい思いがちです。あにはからんや。地震や火山噴火で地形が変わった だの 地すべりで地面がひび割れた だの 海岸線が随分と変化してしまった など 短い期間にも多くの変化があります。

(2) 地表から地球の中心に向かって, 地球半径のわずか0.15%しか調査できない事も重要です。非常に少ない観察結果からであっても全体を知る努力は現在も精力的に進められている事は御存知の通りですね。地球は半径6,400km弱もあります。それに引き替え, 実際に観測可能なのは, 深海調査艇による調査を含めてさえ10kmなのです。

 (文責: 紺谷(7期終了))

 

2018年5月 9日 (水)

H30 入門コース3回目 「植物入門 春の草花観察」

実施日:平成3058日(火)

会場:県立四季の森公園

講師:NPO法人全国森林インストラクター神奈川会 菅原 啓之

テーマ:植物入門講座(1) 春の草花の観察

参加者:8期生12名 聴講生4名 サポートスタッフ3名

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 午前中は、室内で、「春の草花」(なぜ植物は花を咲かせるのか)の座学を行った。

配布資料と、パワーポイントの投影を合わせ、解説いただいた。

内容ポイントは以下である。

 

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何のために花を咲かせるのか=遺伝子を後世に残す

花と人との関わり=人だけが花を愛でる

自然の中には無駄がない(木や森の役割・森林とは)=生態系は植物(生産者)・動物(消費者)・微生物(分解者)が相互関連して成り立っている

春の草花=暑い夏を種子で乗り切るため春に花を咲かせる植物は多い

花はどうやってできたのか=葉が進化した

花の進化=有性生殖

植物は季節の訪れを前もって知っているか=日の長さを感じる

花の構造 受粉・受精=花の造り

   

EF

植物は、なぜ季節や時刻を決めて花を咲かせるのか

蕾を造る=葉で感じる、蕾が開く仕組み

ちょうちょの歌は、なぜ菜の花でなく菜の葉なのか=卵を産む

花の色割合は=白33%・黄30%・青23%・赤10%

花の形=媒介者によって変わる(風・チョウ・ハチ・アリ・・)

植物の神秘生活=意思はあるのか

バラについて=原種と栽培種

最後に=植物から生きる知恵を学んでほしい

 

午後は、公園内の野外観察に出かけた。

あいにくの曇り空であったが、終了時に雨がぱらつく程度で、充実した観察が行えた。

   

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公園の北門では、カツラ・ケヤキ・アキニレ・ツツジなどを観察。

雌雄異株(雄の木と雌の木)、花の咲き方、花粉の媒介者などを学ぶ。

合わせて、各植物の名称の由来、人間生活との関わり、海外での扱い、歴史文化とのかかわりなど、幅広いお話をいただいた。

以下は、観察のポイントである。

池から木道を通り、ドクダミ・キショウブ・ヤマグワの実・セリバヒエンソウ・ナノハナ。

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ヨシ原の脇道では、ガマズミ・ホウノキの花・ハハコグサ・シロツメクサ・スイレン。

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道の斜面では、ナルコユリ・エゴノキの花・ノアザミ。

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ヨシ原を戻りながら、ヒメグルミ・シナサワグルミ・マユミ・ヤマボウシ・キブシ。

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水車小屋を回って、ショウブ田、サンシュユ、ハナイカダ、フタリシズカ、ヤマザクラ、ゼンマイ。

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池を横断する鯉のぼりを眺めながら、2時間の野外観察を終了した。

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多くの、樹木の花、春の草花を観察し、午前中の座学内容も、現物を観察しながら復習できた。久野

 

 

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