« 2018年12月 | トップページ

2019年1月

2019年1月20日 (日)

H31 入門コース 第16回 「気象学入門」

実施日:平成31年1月15日
会場:山手西洋館(山手234番館)
   横浜地方気象台
講師:横浜国立大学 教育学部 准教授 筆保弘徳氏
     横浜地方気象台 嶋貫氏・浅沼氏
参加者:8期生12名 聴講生2名 サポートスタッフ3名
テーマ:気象学入門気象の原理と神奈川の地域特性
今日は、寒い日なので、皆さんは防寒対策が万全なスタイルで参加されています。
234P1150031

Photo

午前中は元町中華街駅最寄りの横浜山手234番館にて、
横浜国立大学 教育学部 准教授筆保弘徳氏をお招きして気象学入門の原理を勉強しました。
.
.
.

Photo_3

まず、風を吹かせる力の原理は、地域の気圧差から始まること。
.
.
.

Photo_4

その地球の大気(空気)は約100~500㎞の高度まであるようですが、境界はあいまいで幅があるようです。最近、宇宙旅行が現実のものとなり、どの高度まで行けば宇宙に行ったことになるかを決める必要が生じ、宇宙の境目を100㎞と決めたようです。

1

少し横道に逸れますが、世界中で長さを統一する際、赤道~北極までを1万Kmと決めて、そこから世界共通の「長さ1m」が決められているとのこと。驚きです!
ですから、地球1周は4万Kmで半径は約6千Km。大気圏の厚さは地球の1.5%ととても薄いものです。

Photo_5

気圧差は、温度差から生じ、陸と海の温度差は通常約10℃くらいになり、海からの風を海風、その反対を陸風といいます。
温度差がなくなれば、風は止み、凪現象がおこります。
とわかりやすく、少々物理学を入れて説明いただきました。
途中活発で、タイムリーな質問があり、先生はそれをわかりやすく解説いただき我々はさらに理解を深めることができました。

Photo_6

先生の専門である台風の話になり、台風の発生メカニズムは、現代でもはっきり解明されていないとは驚きでした。徐々にそのしっぽをつかめるようになってきたとのこと。
普通は、気圧差が風を作るが、台風は風が吹いて気圧を下げるとのことでした。

P1150034

後半気象予報士の資格取得をお勧めになりそのメリットを時間をかけて説明されました。
その気象予報士の資格のメリットとは、
 人との話題に困らない。
 有名でイメージが良い。
 いつも空を見ていて天気予報のことで頭を使うし、頭を上に向いていると心が心理学的にも明るくなる。
の3点らしいです。
Photo_7最後に、最近の横浜地域での気候の特徴の報告がありました。
気温はヒートアイランド現象で1.5℃上昇して降水回数は減少していますが、降水量は変化なしです。
つまり大雨の回数が30%増加しています。

1_2Photo_8

午後から少々移動して横浜地方気象台の建物での勉強になりました。
淺沼氏と嶋貫氏より座学と館内の見学になりました。

Photo_9

この場所では、住民に対し
天気の観測する→予測する→伝える。の仕事をされています。
先ず、天気予報ができるまでの流れを勉強しました。

Photo_10

衛星地上気象観測(ひまわり8・9号)、ラジオゾンデの高層気象観測、積雪計、感雨計、気圧計、照明時間、風向風速計、雨量計、湿度計、目視観測(雲、視程)、気象レーダー観測でデータを集め予報を発信されています。

2

昔はデータが多すぎて、「明日の予報の気象データ処理に明後日迄かかる」という位、笑い話になるような時間がかかったのですが、最近は機械が計算し、さらに昨年新型コンピューター導入で短時間作業に改善されました。今は、データー解析も264時間先まで可能になったそうです。すごい処理技術の進歩です。

Photo_11

最近「政府インターネットテレビ」で、命に係わる警報を図式化表示で分かりやすく伝える情報を公開されています。具体的には、洪水、大雨、暴風、暴雪、高潮、波浪の気象警告です。これらを生活情報として上手に取り入れることで我々の命を守ることにつながります。
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg14989.html
最近はスマートフォンでダウンロードして「防災気象情報」を簡単に入手可能になっています。出来るだけこれらを上手に利用するようにしたいものです。
当「横浜地方気象台」は平日10:00~16:00に一般公開されれいます。(解説希望の場合はFAXで予約必要)
(7期 四宮正義)

2019年1月 9日 (水)

H30 入門コース 第15回「里山と文化2」

実施日:平成30年12月18日
会場:川崎市黒川青少年野外活動センター
講師:NPO法人やまぼうし自然学校 丹野雅之氏
参加者:8期生12名 聴講生3名 サポートスタッフ6名
テーマ:自然クラフト体験 しめ飾りを作る

Pc180010

本日は今年最後の講座にふさわしいしめ飾り作りである。人気が高く昨年体験した方も参加されている。
 
午前中は丹野講師による しめ縄の元である稲穂の伝来と神話〈記紀〉から述べられた。

A

稲穂の伝来は朝鮮半島から北九州に伝来され遺跡に残っている。神話は天孫降臨時に三種の神器」と稲穂を二ニギノミコトに携えたされている。

Photo_2

(余談)
講師は三種の神器は当然、勾玉・鏡・剣 であって冷蔵庫ではないとポツンと言われた。いつのことだろう昭和35年代かたしか冷蔵庫、洗濯機、テレビだったと思う。その後 3C(車、クーラー、カラーTV)は新流行語になったので今考えれば時代の隔離がすごい
.
.
 

B

次は藁の生活と文化である。資料を見ると使用したことのある物、見ただけの物もあるが、今では他の製品に置き換わっている。
例;草履→藁からプラスチックへ
  土壁→藁から断熱材へ

C

今でも使われている秋山郷の“ねこつぐら”は人気が高く2年待ちだそうである。
なお、藁製品の体験は、全国の民家を23家移築川崎市「日本民家園」で可能である。
.
.
.
 
午前中最後は、しめ縄作る基本である綯うを体験する。

Pc180011

手順は複数の稲穂を股の下に固定し、稲穂を2分割にし、その1つを右利き用であれば、上から下へ滑らせ、もうひとつの稲穂も順次同様に行う。手は乾燥しているので滑りが悪くなかなか2本の稲穂が萎えない。霧吹きで手、稲穂も頻繁に湿らせていた。また、稲穂を木づちで叩いて稲穂を真っすぐ伸ばす人もいた。
なかなか上手くいかず2本に分割したにも関わらず1本になる方もいた。あちこちから悲鳴(?)や講師方の指導の声が聞こえてくる状況であった。昼からのしめ縄作りを疑問視する人もいた(無理はないと思う)
 

Pc180014

(余談)
しめ縄のなう方向は、上記の手順とは逆であるとのこと。右利きは下から上、左利きは上から下に綯う。ここで綯うと縒るの違いが気になり帰宅後調べた結果は次のとおりである。 言葉の共通意味は何本かの糸状のものや紙を一つにねじり合わせること。
違いは「材料」。「よる」は糸、わら、針金等、「なう」は紙、わら。
 
愈々しめ飾り作成である昼食終了後は気力が充実したように思える。

Pc180036

石川氏も指導に参戦し、補助に近藤さん、石井さんも加わり、講師の丹野氏含め4名となり充実した。
作り方は、紙垂(四手)を折る、しめ縄を編む(円形まで)、飾りつけをする。

Pc180044

先ずは、紙垂つくりからである。2つの山折り半紙と型紙の山折りを
一致させ切断箇所にそって切断し
半紙を折れば完成である。
.
.
.

Pc180022Pc180023Pc180018_2Pc180029

いよいよしめ縄つくりである。1人で作成するものと思ってが、2人1組で 1人が稲穂の根本を固定するために手で持つ 他方は編む人で稲穂を3等分にし、分割した2束を各々右に編む。穂先まで編むと左側に編んでいく、残の1束も同様に行い3束のしめ縄ができる。午前中の悪戦苦闘はなんだったろうか?非常に簡単である。過去のノウハウの集大成か?
次は、しめ縄の円形づくりである。根本(東)を下に置く、穂先(西)を根本の左上にする。太陽が東から西へ移動するイメージである。

Pc180047

水引の飾りものし袋のように紅白の八の字にしても面白いと提案があった、何人か試行した方が見受けられた。
.
.
.
.
.

Pc180058Pc180060Pc180054Pc180063

Pc180064

最後は飾りつけである。飾り物はトレーに入れバイキング形式で各人が好きな飾り物を選んでいく、今年は飾り付けはブーケスタイルに変更され事前に自分好みのデザインが出来上がりしめ縄に取り付けることができるようになった。昨年とは雲泥の差であった。飾り付けが終わると水引の長さの調整及び不要な穂先の切断を終えると完成である。
 

Pc180078

しめ飾りを手に持ち記念撮影である。
作成前と比べると笑顔がに満ち溢れていた。
しめ飾りは、一夜飾りはだめであるため30日に飾るのがよいとのこと。
.
.
これで今年の講座は終了である。今までの講座運営、講師の方々の努力に頭の下がる思いである。
来年も宜しくお願いいたします。(岡村)

« 2018年12月 | トップページ

2019年1月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ