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2018年12月 3日 (月)

H30 専科コース 第7回「震生湖誕生の歴史と周辺地域の自然を探る」

実施日:平成30年11月29日
会場:震生湖周辺
講師:全国森林インストラクター協会神奈川会 大橋康雄氏 菅原啓之氏
テーマ:震生湖誕生の歴史、秦野盆地とその周辺の地形や湧水について学ぶ
参加者:22名 サポート2名

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震生湖と秦野盆地について、地形面の解説を中心に聞きながらの観察会です。
大橋先生・菅原先生の2班で観察開始です。
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今回は国土地理院2万5千分1地形図「秦野」を教材に用意して、地図を読みながらの活動です。

◆2種類の川

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まずは「水無川」

川筋はほぼ直線で、河床は砂利が多いのが特徴。

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川筋が直線なのは、高低差が大きいため

「水無川」の源流は丹沢山地。丹沢は昔々島でした。500万年前に本州と衝突し、100万年前には伊豆半島が丹沢に南から衝突、丹沢は激しく隆起し丹沢山地となりました。

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丹沢山地を川が侵食して、砂利を体積して出来た扇状地が秦野盆地です。ですから河床には砂利が多く、水は地下に浸透します。なので「水無川」の水量は少ないのでしょう。地下に浸透した伏流水は湧水として出てきます。

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そして「室川」 こちらの川筋はくねくねと曲がり、河床には岩盤が覗いています。

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川筋がくねくねと曲がるのは、高低差は少ない平坦な所を流れるためです。こちらは、扇状地の扇端部分なので、砂利の堆積はなく岩盤が現れます。湧水を集めて流れる川なのです。

◆秦野盆地の湧水群:扇状地に浸透した伏流水が、色々な場所から湧き出し湧水群をとなります。秦野盆地の伏流水の量は、芦ノ湖の1.5倍と言われています。

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弘法の清水

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寿徳寺湧水地

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小藤川遊水地

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まいまいの泉(公民館)

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今泉名水桜公園:湧水が溜まった池です。なかなかの水量があります。

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白笹稲荷神社:関東三大稲荷神社 

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左:昔の井戸  右:一般家庭で自噴している湧水

◆渋沢断層

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渋沢断層は大磯丘陵と秦野盆地を境する断層で、この断層が活動したために秦野盆地が生まれました。渋沢断層の大磯丘陵側からの秦野盆地の眺望はなかなかです。断層活動前は「水無川」は、中井町を通って南へ流れていました。

◆震生湖の誕生

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震生湖は1923年9月1日に発生した関東大震災により、大磯丘陵が地滑りを起こし、土砂が市木沢を閉鎖し、堰止湖を作りました。それが震生湖です。地滑りの原因は、6万年ほど前の箱根山の大噴火で降り積もった大量の軽石層に雨が浸透し滑りやすくなっていたためと考えられています。東京軽石層は、横浜や東京でも20~30cmほど堆積しているので、今後の大地震では、地滑りの可能性あるため、皆さんの住んでいるところでも注意が必要です。

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最後に、湧き水で作っている豆腐屋「三河屋」に寄って、美味しいお豆腐をお土産にしました。

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紅葉の1日、地学の解説を聞きながら眺めた、震生湖・秦野盆地は興味深く、今までとは違った感覚で眺めることができました。 (檀野)

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