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2018年7月

2018年7月26日 (木)

H30 専科コース 第4回「草木染体験」

実施日:平成30年7月19日
会場:黒川青少年野外活動センター
講師:森遊倶楽部/森林インストラクター 四反田 有弘氏
テーマ:採取植物で草木染体験
参加者: 11名 サポートスタッフ1名

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前回 5/17染料植物観察に引き続き、四反田講師による草木染めの講座です。
今回はストールとトートバックを染めます。
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古代の染料の多くは漢方の生薬であり、内服して効果のあるものが染料として残ったとも言えます。産着は昔から、藍染の青色、鬱金や黄檗の黄色、紅花染の赤でした。それらは皮膚に優しく、虫除けにもなっていました。まさに「草木染は着る漢方薬」と云えます。

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今回の染材は、黄花コスモスと白樺です。

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染材を刻んで、袋に詰め

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鍋で煮詰めて、染液を作ります。

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①浸染:染液に布を浸し染めます。

 この時染液の温度は、50~60℃。
 熱さを我慢しながらの手作業!
 


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②媒染:媒染材(今回はアルカリ媒染)に浸けます。
 媒染の働きは
 1.染料を定着させる。(濃く染まる)
 2.色を落ち難くさせる
 3.発色し色を出す。
 鮮やかで濃い色に変わりました。:染材(今回はアルカリ媒染)に浸けます。

 



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③水洗:染液と媒染液を水洗いします。

 ストールがきれいに染まりました。


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◎トートバックには、絞りで模様を入れました。

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・ビー玉を包んだり
・糸で縛ったり
・板で挟んだり

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浸染や媒染の時には、染めたい所が染まるように、棒で広げて染料を浸み込ませます。熱い染液の中で丁寧な作業が要求されます。

鉄媒染も使って、2色染めにも挑戦しました。



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個性豊かな、素晴らしい作品ができあがりました。

皆さん、大満足の講座でした。(檀野)

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2018年7月24日 (火)

H30 入門コース第8回 「海の生き物観察」

期日: 平成30717日(火)

会場: 真鶴半島 (遠藤貝類博物館・三ツ石海岸)

講師: NPO法人ディスカバーブルー代表, 横浜国大講師 水井涼太先生

テーマ:「海の生き物観察」 真鶴海岸で相模湾の豊かさに触れる

 

参加者: 受講:12 (8:11, 聴講:1), スタッフ:3

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本日の会場は遠藤貝類博物館と三ツ石海岸。海岸は溶岩によってつくられ, その後の浸食により現在の姿になりました。磯の潮だまりでいろいろな生物を観察します。

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午前中、まずは水井先生からの講義。窓を開け放った教室には自然の風が心地よく吹き込み, 温度は3233℃でもクーラーなしで暑さを感じさせないという, まったく贅沢な授業です。

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本邦の海域は世界で最も生物多様性に富んでいる海域の一つだとの事で, 33千種が確認されています。ところが未確認も含めて推定約15万種が生息しているとされていますから, その内のわずか2割が確認されているにすぎません。そうした中でも相模湾にはとりわけ多くの生物が生息しており, 現在でも新種だと思わしき生物に頻繁に遭遇なさるとの事です。

 

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講義の中で とりわけ印象に残っているのは, 解説冒頭の“海に関する「無知」を知ること”です。学校教育では海を扱った授業はありません。ほとんど毎日、魚介類や海藻を食するという海の恩恵を得ているのに, これはまた, なんという事なのか, 愕然とします。その事に気が付いたので, これからは, 少しは海の事を知ることに注意を払います。


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更に記憶に残るのは, 川の流れが海に注ぐという至極当たり前の事実です。自然災害や私たちが捨てたゴミなど, 適切には処理されなかったゴミは, 川に流れ, いずれ海に流れ込みます。昨今, 海洋プラステイック問題が一般紙や新聞, ニュースでも取り上げられています。プラスチックは、海洋生物の体内に取り込まれ、食物連鎖の頂点にいる我々人類が海洋生物を食する事で, 人類にとっても大問題となるわけです。他にも, 海の酸性化, 海水温の上昇, 乱獲による水産資源減少問題, 埋め立て

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や沿岸浸食による生物多様性変化, 等があります。気が付いてみたら, 海水浴も潮干狩りもできなくなっているどころか, 海産物を供給してもらえないようになるなど誰も望まず, とんでもない未来を迎えてはなりません。

 


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次は、顕微鏡を使ってのプランクトン観察。顕微鏡の操作法を習った後, 各人に顕微鏡と若干の海水標本が入っている凹型シャーレが配られ, 観察開始。


 

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自分が識別できたのは ヤコウチュウ, ミジンコ, カイアシ程度でしたが、鞭毛で泳ぐのもいました。これは動きが素早いので視界から容易に立ち去り, 再発見に手間取ったあげく, 18種のサンプルのどれかはわからずじまいでした。先生は, たまに見た事のないプランクトンに出会うとの事です。

 

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昼食の後の午後は, まず装備を整える事から, 軍手と足元の準備をします。銘々, 水筒, バケツやバット, 小魚を採るための網を携え, 出発。海抜60m位の高さにある会場から, 250段の階段を一挙に下ると, そこは三ツ石海岸。真鶴岬の根元の潮だまりで私たちは潮干狩りならぬ磯場狩りをします。

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潮だまりに行く前にまずはブリーフイング。大きな紙に描かれた数枚の絵を観ながらいろいろな注意を頂きます。危険な生物では、ウニのトゲ, オコゼの背びれ, カツオノエボシ, ウツボ 等に注意が必要です。青い斑点がきれいな小型のヒョウモンダコは、咬まれると命をおとすことも。また熱中症対策も重要です。足元は非常に滑りやすく転びやすいので体幹筋力と注意が必要です。

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ブリーフイングの後はお待ちかね。早速潮だまりでジョボジョボ。磯に住む生物を観るには潮だまりの石をひっくり返すと良いとの事で, 早速そのようにすると, 確かに いるわいるわ の状態。バケツやらバットに獲物を入れておきます。与えられた30分もアッと言う間に過ぎます。

 

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先ほどブリーフイングした場所でバケツやバットの中身を空け, 生物名や特徴などの説明を頂きます。30分間とは思えないほどの収穫だ とのお褒めの言葉を頂きました。尚, この磯では本来300種以上の生物が棲んでいるとの事です。真鶴近辺には防波堤等の人工的建造物がなく, 自然本来の磯や砂浜だけなので, 生物多様性が大変高いのだとの事です。

 

本日出会った生物たち

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カニの類: イワガニ, イソガニ, ヒライソガニ, オウギガニ

エビの類: イソスジエビ

ヤドカリの類: イソヨコバサミ, イソガニダマシ

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ウニの類: ムラサキウニ, バフンウニ

ヒトデの類: イソマキヒトデ, クモヒトデ, アオスジクモヒトデ

ナマコの類: ニセクロナマコ(毒のため食用には不適切)


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イソギンチャクの類: ウメボシイソギンチャク

貝類: アマオビガイ, イボニシガイ, スオビガイ, レイシガイ, クマノコガイ, ヒザラガイ, ウスヒザラガイ,アマオブネガイ, トコブシ, アワビ, ウノアシガイ, イワガキ, マガキ, ケガキ, オトメガサガイ, タカラガイ

魚類: ハゼの仲間

植物: テングサ (4~5年前までは海女さんが海産物として採集していたとの事)

 (写真・文責 紺谷(7期修了))

2018年7月12日 (木)

H30 入門コース 第7回 「博物館のヒミツ」

実施日:平成30年7月3

会場: 神奈川県立 生命の星 地球博物館

講師: 同博物館名誉館長 斎藤靖ニ氏

参加者: 12名 サポートスタッフ3名

テーマ:博物館をより楽しむ為に

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名誉館長  斎藤靖ニ 氏

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<博物館の使命>

地球と生命・自然と人間がともに生きている事をテーマに設立。地球規模から神奈川県までの自然に関する資料の収集・保管と次世代への継承、調査・研究活動を行っています。

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日本における最初の博物館は正倉院(756年)ともいえる。しかし、明治政府の新しい国をつくる政策によって、江戸時代までの自然文化財(城などの建築物・書画・骨董等)の多くの資料が廃棄されてしまいました。現在では、国の政策により、観光資源としての博物館が期待されていて、本来の使命が損なわれてきています。

<自然史について>

・日本人は、水・空気・大地・山・森等は地球からの贈り物として共に生きています。動物・植物・鉱物等、食料・医療・道具等、技術・科学・文化の発展に寄与していることが様々な記録からわかります。

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<科学史について>

・社会貢献の目的が、マンハッタン計画時から戦争への協力になり、その後は商業価値を目指すものになっていることが記録からわかります。

<文化史について>

・自然物のスケッチや文献も残っています。葛飾北斎の浮世絵や江戸小紋等の着物の模様使われていることが残されています。

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<地球史について>

・世界中が陸続きだったこと、大陸は動いている(大陸移動説)、南極ができた理由、日本が多島列島であったこと、月が地球から産まれたこと、海溝の世界地図、マントル対流とプレート運動の世界地図、地震のメカニズム等いままでの記録から地球の未来の予測できようになりました。

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<質問>

Q:はやぶさは生命体の証拠を持ち帰るのか?

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A:人間も、地球起源初期は酸素を必要としない生命体からはじまった。細胞膜を作り生き延びている。地底には酸素に触れられない未知の生命体があるし、宇宙からも度々生命体は来ているかも知れない。今世界では遺伝子の組み換えグッズが商業化されてきており、一般人が簡単にネット上で手に入れる事ができる。新しい生命体が生み出されるかもしれない。


Q:地震のデータについて、約400年周期と説明されたが、阪神・東北地震は大規模地震ではないのか?

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A:よく調べると、阪神は大火災、東北は津波によりおおくの犠牲者がでています。地震そのものでの被害は場所によるが、比較的小さいものです。大規模なエネルギーを持つ地震が約400年周期という事で、被災規模は更に大きなものとなるでしょう。また、コンクリート建築物より木造建築物の地震被害が少なかったデータもある。

 昼食後は展示物の見学をしました。

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<まとめ>

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この歳になっても、博物館はいつ行っても不思議でおもしろい。新たなヒミツの発見が盛り沢山です。この生命の星地球博物館は入り口を入った途端に過去の地球の匂いがします。恐竜等剥製、本物の隕石、神奈川エリアの地層地図の模型、環境下の動植物、etc・・・・温暖化のメカニズム、大事なオゾン層についても分かりやすく説明しています。又売店の書籍も充実していて今回も孫に本を購入しました。

( 記録 武田 )

 

 

H30 入門コース 第6回 「自然体験活動時の安全管理」

実施日:平成30626日(火)

会場:川崎市黒川青少年野外活動センター

講師:大東文化大学スポーツ・健康科学部 教授 中村 正雄 

テーマ:自然体験活動時の安全管理

参加者:8期生10名 サポートスタッフ3名

午前中は、中村先生より「自分と仲間の命を守る」というテーマで自然体験活動時の安全管理について、ユーモアを交えて分かり易い講義。

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その後は、「リスクマネジメントエクササイズ」として登山時のリーダーとしての役割・行動について事例に基づいてグループ単位で議論。こんな事例

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「あなたは登山リーダーとして1人の引率で10人の登山初心者をつれて山に登っています。登山中、Aさんが体調をくずし、疲労が目立ち、皆から遅れ出しました。あなたはAさんにつきそっていましたが、前方を行くグループとの差は開くばかり。今夜の宿泊予定の山小屋までは、まだも2時間かかりますが、もどれば1時間のところにも山小屋がある。

引率者としてあなたはどうする?」

Aさんを残して皆を呼びに行き、最も近い山小屋(約1時間)にもどって宿泊する。

Aさんを残して皆を呼びに行き、Aさんのことを話して、皆でAさんを励ましながら、Aさんのペースに合わせて目的の山小屋に行くよう指示する。

Aさんと離れることは危険なので、Aさんから離れず、他のメンバーは先に宿泊予定の山小屋に行かせておく。

皆さん熱心に議論していました。

正解のない中で、いろいろ考えさせられる問題でした。

 

午後は、「AEDの使用法」の実習。手順は

1.現場の安全の確認(まず、あなたの安全を確保)

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2.反応の確認 声をかけて意識がなければ

3.通報 119番通報とAEDの手配

4.呼吸の確認 正常な呼吸がなければ

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5.胸骨圧迫心臓マッサージ




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6.人工呼吸



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7.AEDが到着したら AEDの指示に従いAEDを使用

 



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皆さん、あまり経験のない心肺蘇生に真剣に取り組んでいました。

 実習に熱心に取り組んだ結果、時間が押して最後は「リスクマネジメントエクササイズ のもう一問を簡単に議論して終了しました。

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文責:西尾

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