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2018年4月26日 (木)

2018年度 専科コース 第1回サクラの分類と文化史

実施日:平成30年4月5日(火)
会場:神奈川県自然環境保全センター
講師:全国森林インストラクター神奈川会 辻 真澄 先生 菅原 啓之 先生
テーマ:サクラの分類と文化史
参加者:18名 サポートスタッフ3名
今年度初の専科コース、数日前まで汗ばむ暑さが続いていたものの、久しぶりに肌寒い朝、総勢18名もの皆さんがお集まりくださいました。
年度初回またお天気もあってか、初めは期待と幾分の不安が入り混じる表情。けれども、と皆さん次々と会話に花咲き、次第に雰囲気はほぐれていきました。
「入門コース」を修了したばかりの7期生の皆さんからも、はじめての専科が愉しみでならなかった!というお声もたくさんいただき、有難い限りです。
今年度より事務局も変わりました。
平成27-29年度(5-7期)を担当させていただいた高柳より引き継ぎ、海のプロフェッショナル檀野がご一緒させていただく運びとなりました。どうぞよろしくお願いいたします。(「入門コース」葉山や真鶴での活動が現在から待ち遠しいとともに、里山やさまざまなフィールドの魅力の発見、皆さんとの交流を本当に愉しみにしております!)

今回のフィールド「神奈川県立自然環境保全センター」へは、本厚木駅前より30分弱でバス移動。

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午前中は座学。辻真澄さん(全国森林インストラクター神奈川会)より、今回のテーマ「サクラの分類と文化史」について、お話をいただきました。まずは、話題として親しみやすい文化史について。

「桜と花見の歴史」「桜の語源」「日本人と桜(なぜ日本人は桜が好き?)」「桜と名歌」など、日本でいかに桜が愛されてきたか・いるか、私たちの生活や自然感また感性(心象風景)に深く染みわたっているかなどお話を伺いました。たとえば、満開の花ではなく散り際にこそ「もののあわれ」を感じる現代の日本人の美意識は、まさに桜を愛でてきた日々の中ではぐくまれたとも言えそうだという話題も。

また、分類については、「桜の分類あれこれ」「開花のしくみ(休眠打破)」「サクラを見分けるポイント」「母種の特徴(オオシマザクラ/エドヒガン/カンヒザクラ/ヤマザクラ/マメザクラ」などの科学的なお話もたっぷりと聞くことができました。野生種は何と10種のみだそうで、その他の桜はすべて野生種同士のかけ合わせによる栽培種で、アジアを中心に1,000種もあるようで、日本人がどれだけ桜に魅せられ続けてかたかを物語っています。また、桜の原種の1つである「ヒマラヤザクラ」はさくらあ(植物としてのサクラ)の原種とされており、もともとヒマラヤ地方で秋に咲いていたのだとか。
その後に生まれた、他の桜の原種は今や春咲き。植物の進化の歴史と、人間の文化は本当に重なりあっているものなのだなと感じました。(ヒマラヤ桜を観たい方には、都内の小石川植物園や熱海がおすすめのようです。

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午後は、2グループに分かれて野外観察。辻さんグループと菅原さん(日本森林インストラクター神奈川会)グループのそれぞれで、広い敷地内を歩きまわりながら、桜や椿 それぞれの原種や栽培種をひたすら観察。あまりの美しさと七変化に「わあーーー」と感嘆の声ばかりもれていました。50年前までは県営の樹木試験場だった場所であるため、ほとんどの樹には立看板がついていて、まるで野外ミュージアム!名前も知って、より植物と親しむことができますし、季節を変えて何度訪れても愉しめるおすすめのフィールドです。(寺田)

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