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2017年11月

2017年11月24日 (金)

H29年度 専科コース歴史探訪科「錦秋の低山を歴史ハイク~歴史と大展望の飯能・天覧山」

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11月16日(木)に実施しました、専科コース「歴史探訪科」第3回の報告です。

今回の舞台は、飯能市内にある天覧山と多主峯山。総勢17名の皆さんが集いました。

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まずは、飯能駅北口ロータリーにて集合。今日の散策コースを確認してから出発!
昔懐かしい風情ある街並みを通って、途中にある小町公園では思いっきり準備体操。
大内さんいわく「お尻の裏をしっかり伸ばしたかどうかが、後日の筋肉痛に大きく響く」、念入りに!


 ★諏訪八幡神社~能仁寺(のうにんじ)

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登山口すぐ近くにある、創建500年の歴史をもつ「諏訪八幡神社」へ立ち寄り。あざやかな紅葉と青空とのコントラストが美しく、フォトジェニックな風景に皆で心つかまれました。
ちなみに、「諏訪八幡神社」は全国的に有名な2つの神社「諏訪神社」と「八幡神社」どちらの神様もまつられており、かつての武神にルーツをもつ八幡神社と自然崇拝の諏訪大社にルーツをもつとのこと。
まさに、飯能の土地にねざす歴史ある神社です。



★天覧山

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いよいよ、天覧山の登山開始です!市民会館の向かいにある登山道を住宅街から少し入るだけの贅沢なハイキングコースで、しかも歩き始めたらいきなり紅葉が見事でした!(冒頭写真)
「ドイツへむかう陸軍の練習をここ飯能で行っていた際、当時の明治天皇がご覧になっていた」ことが山の名の由来。「中段」にて小休憩をへて、「十六羅漢像」(徳川綱吉公が病に冒された際に回復を祈るために創られたそうです)を拝みながら若干の岩場もへて、無事に山頂へ到着しました。
大内さんいわく、「これまでで一番よい景色」とのこと。
都内のスカイツリーのシルエットもくっきりでした。


★多主峯山(とおのすやま)

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あの常盤御前もお気に入りだったというめずらしい飯能笹(吾妻笹の仲間)に囲まれた「見返り坂」をへて、一行で多主峯山(とおのすやま)へ。ひたすらの上り坂に心折れそうになりながらも、
大内さんの粋なはからいで、ちょうど良いタイミングで小休憩をいれて、皆さん無事に登頂!


お天気が良かったので、男体山(日光)、筑波山、武甲山(秩父)、大山、丹沢などさまざまな稜線の美しさを堪能しました。

★雨乞池(あまごいけ)~御嶽八幡神社

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山頂にありながらもかつて水が枯れたことのない池。高龗(たかおかみ)、闇龗(くらおかみ)がまつられており、昔から日照りが続くと雨乞いしてきたとされる池。季節外れの(?)カエルの鳴き声も。水が綺麗な証拠でしょう。また、そのすぐ先にある「御嶽八幡神社」は大きな岩壁の上に鎮座しており、山岳信仰の神様が複数祀られています。一寸法師の元キャラとなったとされる「少彦名命(すくなひとこのみこと)」の話題もあがりました。

★吾妻峡~飯能河原~割岩橋~飯能駅

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下山後、近くの民家の横の散策路を下ってゆくと、入間川へ。石でできた「ドレミファ橋」をわたり、
皆でハイテンション!まぶしい黄葉のなか、川沿いを歩きながら水の音に耳を澄ませ、
最後は「飯能河原」へ向かいました。
有名な「木の一本橋」は先月後半の台風で壊れてしまっていましたが、
川べりのカエデは見事な紅葉!
その後、「割岩橋」をへて飯能駅に15:30過ぎ着。

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紅葉・黄葉・青空、すばらしいコントラストに恵まれた1日でした。
とってもおすすめコースなので、ぜひ皆さんもお出かけになってみてください!彩の国シニア自然大学事務局 寺田)

2017年11月22日 (水)

H29年度入門コース 第15回「植物入門(3)」

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実施日    :平成29年11月21日
会 場     :神奈川県立四季の森公園
講 師    :全国森林インストラクター神奈川会  久野正樹 先生、菅原啓之 先生
テーマ  : 紅葉の仕組みと植物の生存戦略

秋のさわやかな一日、午前中は、植物が生存し、環境に適応していく方法について、久野   先生より講義、午後は、四季の森公園での晩秋の植物のあり様をみんなで観察しました。

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ちょっと寒かったけど、お日様が明るく、さわやかな一日、ことりさんの歌も楽しむことができました。

maple午前中の講義

久野先生手作りのすてきな資料で、太古の植物の生き残ってきた様子から、科学的な動き、植物の環境適用戦略、植物のコミニュケーション能力といった基本構造を解説し、その上での冬越し戦略について教えていただきました。

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mapleクラフトで木の実の落ちる様子を実践してみよう

   downwardleftつくってみる

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 sad童心にもどって、あそんでみよう

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maple散策開始

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  pig今日のテーマはもみじ!どれがおおもみじかな?

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 pig冬支度をする植物たち と 人間

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                    カレアシ

 

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  pig番外編 動物たち

 

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          かわせみさん

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   ジョロウグモ            ヨコズナサシガメ 

  pigさらに番外編 帰り道 ・・・ スカイツリーと下限の月

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2017年11月13日 (月)

日本人の自然観~日本人の自然観及び生活・文化に関連した四季折々の植物~

実施日時 平成29年11月9日(木)

会場 鎌倉広町緑地
講師 全国森林インストラクター神奈川会 小池 一臣氏
テーマ 日本人の自然観~日本人の自然観及び生活・文化に関連した四季折々の植物~
鎌倉市の南西部・腰越地域に位置する鎌倉広町緑地。
このところ不安定な天気が続いていましたが、この日は、森林生態科全6回講座最終回にふさわしい好天に恵まれました。
座学会場のある湘南深沢駅に降りると、富士山がくっきり。
◇雲一つ無い秋晴れ

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午前中は、深沢学習センター (きらら深沢)で講義です。
生活文化に関連した四季折々の植物について学びました。

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日本の四季を山で表すと…
春→「山笑う」
夏→「山滴る」
秋→「山装う」
冬→「山眠る」
…これを考えた昔の方は、想像力がとても豊かだと素直に思いました。
他にも素敵だと思ったのが「雪月花」
伝統的な日本の美の感覚を連想させる語。
雪月花を日本三景で表すと…天橋立(雪)・安芸の宮島(花:紅葉)・松島(月)
雪月花を日本三名園で表すと…兼六園(雪)・後楽園(月)・偕楽園(花)
こんなところで、リンクしているなんて!目からウロコ。日本の美を感じながら旅をする、想像しただけでワクワクします。
また、たった一言でその事柄をイメージできること、その場所に行かなくても、その景色が一緒に見られなくても、心に残ったもの(こと)を言葉一つで共有できる…
言葉って素晴らしいなぁ、大切だなぁとしみじみ感じました。
後半では、日本の衣食住と植物の関わり方についても詳しく学び、様々な視点から自然について考えることができ、最後の質疑応答でも活発に質問が出ました。
湘南深沢駅から電車移動し、西鎌倉駅へ。
天気がとても良いので、鎌倉広町緑地でお昼にしました。

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お腹も満たされたところで、午後の講義スタート。
以下、自然散策で出会った植物など
◆オシロイバナ(種をつぶすとおしろいのような白い粉があることが名前の由来)

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◆ニシキギ(錦のように鮮やかな色が名前の由来)

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◆クサギ(ブルーベリーのような実、赤×紺の色合いが何ともいえない可愛さ)

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◆タカサゴユリ

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◆コセンダングサ(くっつき虫)

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◆ガマズミ(赤い実)

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◆ジュズ(乾燥させると数珠のネックレス、先端の部分を上手に引っ張ると糸を通せる穴ができる)

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◆オオバコ(自然遊びのオオバコ相撲、踏みつけられてもへっちゃら、種はカプセル状になっており、濡れると粘着質になる)

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◆イヌビワ(イチジク科だが食べられない、雄花嚢には2種類の蜂が住んでおり受粉に深く関係している)

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◆ツユクサ(飾りおしべ有り、虫に花粉を着け媒介させる)

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◆ヨシ?オギ?ススキ?(見分けるのに一苦労、ヨシは「ハイ、ポーズ!」が覚え方です。これは、講座に出た人にしか多分伝わらないです…言語化できず、すみません。)

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◆シロダモ(黄色い花が咲くのは雄、赤い実がつくのは雌)

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◆トウネズミモチ  (漢字は「唐鼠糯」。名前の由来は固有種のネズミモチに対して、中国原産の帰化植物に由来することから。透かしてみると葉脈が見えることから「透」→「唐」とだと覚えると覚えやすいとのこと。)※訂正しました。

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◆メタセコイア(別名生きた化石、30年経たないと花が咲かない)

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◆エノキ(昔は一里塚付近に植えられた、理由は目印になる・枝振りがいいから隠れることができる・暑さもしのげる)

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◇小池先生がくるくる種を色々持ってきてくださいました。植物は様々な方法で種子を散布するが、くるくる回りながら散布する植物もある。カエデの種は赤。ヒマラヤスギの種は芸術的に回る。見ていて非常に楽しい気持ちになる。受講生から「上手、上手!」という言葉が自然とこぼれ、一同ホッコリ(笑)

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◆ガマ(茶色の穂は水分が無くなるとフワフワの綿毛の塊に、水を入れずに花瓶に差しておくとあっという間に綿毛になる)

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◆ミゾソバ(牛の額に似ている)

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◆アオキ(幹が青いからアオキ、実は固く赤く熟します)

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◆カクレミノ(蓑を着けた後ろ姿に似ていることが名前の由来)

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◆ヤブコウジ(お正月の縁起物である十両)

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◆ヤツデ(八つ手だが実際は5・7・9の奇数、最初は3に裂けており左右の葉が3つずつ分裂し合計8つで八つ出という説あり、天狗のうちわ縁起物)

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◆オニシバリ(鬼を縛れるくらい丈夫が名前の由来)

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◆キリ(昔は女の子が生まれたらキリを植えた、キリは15~20年くらいで成木になる生長が早い木で嫁入り道具の桐箪笥として持たせることができたため広まった)

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◇ここからは山道

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アップダウンのある道を歩き続けると、視界が開けた富士見坂に到着。朝はくっきり見えた富士山にモヤが…残念!!でも、景色はとても綺麗でした。別コースを行くと、相模湾が一望できるとのこと。

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鎌倉広町緑地の自然散策が終わると、すぐそこは海。
絵に描いたような景色に心がくすぐられます。山も海も心が落ち着く…やはり自然が好きだと再確認。

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横断歩道付近には人だかり。映画や漫画のシーンに出てくるそうで、海外からの観光客も多く、たくさんの人で賑わっていました。
本日を持ちまして、専科コース森林生態科全6回講座が終了です。

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この講座がみなさまにとって、有意義な時間となっていれば幸いです。
またお会いできる日を楽しみにしております。
半年にわたり、ご参加頂きありがとうございました。
(事務局)

2017年11月 9日 (木)

H29年度入門コース 第14回「森海里連環学」

実施日    :平成29年11月7日
会 場     :オーシャンファミリー海洋自然体験センター
フィールド:葉山長者ヶ崎海岸、大浜海岸
講 師    :NPO法人オーシャンファミリー海洋自然体験センター代表理事 海野義明氏
テーマ  :森海里連環学~葉山で森と海のつながりを感じる~

葉山にある築100年近い元漁師の民家で、オーシャンファミリー海洋自然体験センターの海野先生に、森と海のつながりとその重要性についてお話を伺いました。
ここ葉山は、緑豊かな山が海に迫っています。森からの栄養を受けて、葉山の海はシラス、ワカメなど美味しい海の幸に恵まれています。
魚付き林は森の栄養で海を豊かにしてくれます。一方アカテガニ、サケ、アオバトなどの生き物たちが海のミネラルを森にもたらし、海と森をつないでいます。「森は海の恋人」と言われたる所以です。

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海野先生は、海と子どものより良い未来を目指して海の環境教育に関する活動をしておられます。

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体験センターの山本さんが魚のおろし方を教えて下さいました。
先生の手さばきを皆真剣に見つめています。
材料はアジ、タイ、カマス、イワシ。

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出刃包丁の使い方がなかなか難しく、えらの外し方に四苦八苦します。
アジはセイゴを尾の方から取り、背開きにします。
イワシは手開きにします。

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上手にさばけました。

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庭では炭に火をおこし、熾火にして、魚を焼く準備が整っています。
地元名産のシラスと具沢山の味噌汁、そして自分たちがおろした魚でお昼ご飯をいただきました。

午後は海岸へ出てフィールド学習です。

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相模湾は水深1000メートルを超える日本有数の湾です。
正面の海、西方向にうっすらと富士山が見えました。
後方東に緑豊かな山を控え、南に長者ヶ崎、北に江の島が見える素晴らしい浜です。
葉山町と横須賀市の堺にある長者ヶ崎は昭和の始めまでは「長蛇ヶ崎」と表記していたとか。確かに海へ伸びる岬が長い蛇のようにも見えます。

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浜辺の伝馬船は、箱メガネで海中を覗いて棒で魚を獲る「見突き漁」に使われます。漁は新月の夜の前後の15日間ほど。
船や櫓には、アカガシ、ウバメガシ、ビワ、クロマツ、マキの木がそれぞれの特徴を活かして使われます。漁師の家の庭にはビワの木が植えられ、生垣にはマキの木が使われているのには理由があるのですね。
この辺りの植物は浜昼顔と弘法麦で、初夏の浜辺はハマヒルガオでピンクに染まるのだとか。

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フィールドワークの最後はビーチコーミングの実習です。
海岸に打ち上げられた漂着物を収集し観察します。
みんな下を向いて、童心に戻って宝探しに夢中です。
拾い集めた物を、海の植物、海の動物、陸の生物、人工物の4種類に分けます。

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海の植物は海藻がほとんど。

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海の動物は種類が一番多く、貝、海綿をはじめ、オオパンカイメン、ムラサキガイ、岩ガキ、マガイ、カキツバタガキ、イカの甲羅、緑色の海松(ミル)、など。

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石に沢山の穴が空いているのはセンコウガイの仕業だそうです。

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カニが食べた跡の欠けている貝もありました。

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角が生えたような形をしているものは漂流種。海流に乗って浜に打ち上げらた種が根付いて「ツルナ」になりました。

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人工物は、以前はタバコのフィルターやレジ袋が多かったのですが、今ではずいぶん減り、現在の最大の困り物はプラスティック生産物であるレジンペレットだそうです。ビーチコーミングで仕分けしたうちの人工物はゴミ袋に入れて持ち帰りました。

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世界中の全ての人々が意識して海の環境を守りたいものです。
( S.G. / Y.N. / Y.K. )

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