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2017年10月24日 (火)

身近な植物の観察~つる植物・着生植物の知恵と工夫~

実施日時 平成29年10月12日(木) 10:00~15:00

会場 県立東高根森林公園
講師 全国森林インストラクター神奈川会 吉原秀敏 氏
テーマ 身近な植物の観察~つる植物・着生植物の知恵と工夫~
多摩丘陵の美しい自然がある東高根森林公園。広い公園内を自然散策しました。

前日まで不安定な天気でしたが、この日はピンポイントで晴れになりました。

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午前中は公園内のパークセンターオープンスペースにて、講義を受けました。

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つる植物や着生植物とは何か、どのような工夫をし自然の中で生きているのか、巻き方でわかる植物の種類などを学びました。

センター内の窓からはナツヅタの紅葉が見えます。

緑から赤に移り行くグラデーションがとても綺麗です。 

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昼休憩中に参加者の方からタラヨウの葉っぱを見せていただきました。これは、上野を散策した時に拾ったとのこと。
「字を書いてみると、こんなになるのよ~」と教えて頂きました。
アクティブな参加者のみなさん「あそこの自然とても好きだったよ」「この植物って知ってる?」などなど、いろいろなお話をして下さることがとても嬉しく、また、日々勉強させてもらっています。

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散策前に東高根森林公園パークコーディネーター瀬尾さんのご厚意でプチ草笛教室をして頂きました。
草笛は難しいと思う方もいると思うのですが、この草笛はとても簡単。
丸めた葉っぱをセロハンテープで止め、片方を折り目が付くように潰し、口に軽く加えるだけ。 軽く吹くだけでしっかり音が出ます。
みなさん童心に帰り「幸せなら手を叩こう」などの歌に合わせて楽しみながら音を奏でました。

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玄関には、先ほど窓からも見えたナツヅタがお出迎え。
場所によって様々な色があり、見ごたえがあります。
つる植物といえば、ぐるぐる巻き付くイメージが強いと思いますが、ナツヅタは吸盤のように張り付いて伸びていきます。
拡大写真で見ると、くっきりと吸盤の形がわかります。
試しに少し引っ張ってみると…全然びくともしません。枯れても吸盤の部分は残っています。
足跡のように残っていて、ここからここまで伸びていたんだなぁと一目でわかり、おもしろいです。
以下、公園内で出会った植物や生き物です。
◆フジ(巻きつく場所がなくなったことに気づくと?Uターンしたり、自分にからみついたりする習性がある)

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◆クズ

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◆カラスウリ(昔、虫こぶはタンパク質=立派な栄養源として食べられていたとのこと。実は小さなスイカのようなウリ坊から赤い実に成っていく。)

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◆カネムグラ(茎の部分にトゲトゲの針がある。触ると痛い。このトゲで他のものに引っ掛かり伸びていく。)

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◆クサギ(瑠璃色の実。香りがピーナッツバターに似ている。)

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◆キツリフネソウ(花が紫色だとツリフネソウ。実の弾け方が特徴的。ふっくらとした実に触れると、かなりの勢いでプチンッと弾ける。この勢いで種を散布する。このプチンッはやってみないとわからないのですが、やみつきになります。)

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◆ウチワドコロ

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◆オニドコロ

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◆カシワバハグマ

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◆イヌショウマ

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◆カリガネソウ

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◆ミゾソバ

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◆ヤナギイノコヅチ(名前の由来は、虫こぶの部分が猪の膝のようだから。)

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◆オニドコロ×ヤマノイモ

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◆キズタ(巻き付かず張り付くので、木の高いところまでは伸びない。)

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ネジのようにねじれています。一定の方向ではなく、どこかで反対巻きになるとか。このねじれる過程の動画がおもしろいそうです。

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一つの葉に大量の毛虫!なぜ、みんな同じポーズをとっているのでしょうか。毛虫VSカマキリはお互い一歩も動かず、戦いは見られませんでした。
他の場所でもカマキリに出会ったのですが、黒い太い糸のような、針金ようなものがあるのが見えますか?これは、なんと、ハリガネムシという寄生虫。この虫がカマキリのお腹の中で成長します。カマキリの脳を支配し、水に飛び込ませ、水中に脱出するとのこと。脳を支配するなんてありえるの?!ととても驚きました。

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◆カニクサ(名前の由来は、蟹が釣れるくらい丈夫だから)

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◆リョウメンシダ(一般的なシダとの大きな違いは、裏と表が逆さまみたいになっている)

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この棒?枝みたいなのもの…実は虫。オナガグモです。糸を揺らすと、足が現れ、クモの形になりました。網は張らず、枝先の間に数本の糸を引きます。松葉に擬態しているそうです。

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◆ヌスビトハギ(種の形が特徴的。名前の由来は、昔の盗人が抜き足差し足しているような足跡に似ているから)

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◆フユサンゴ

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◆マユミ

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つると言えば、ぐるぐる巻き付くものだと思っていましたが、伸び方は何種類もあり、植物によって色々な特徴があることがわかりました。
太陽を浴び成長していくために、それぞれの植物がそれぞれの伸び方で工夫していることを実際に見ることができ、学び多き1日となりました。
専科コース森林生態科、残すところ最終回のみとなりました。
次回は、11/9(木)@鎌倉広町緑地「日本人の自然観~日本人の自然観及び生活・文化に関連した四季折々の植物~」です。
※会員の皆様、単発受講のお申込みも承っております。
(事務局)

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