2019年4月21日 (日)

2019年度 入門コース第1回 「開講式・里山概論」

神奈川シニア入門コース 

第1回「開講式・里山概論」
2019年4月17日(水)
会場/フィールド 黒川青少年野外活動センター

今年度は定員を大幅に超えた応募だったため、開講にあたり
厳選なる抽選が行われました。ご当選の皆さまようこそ!
9期生15名を迎えての入門コース。
一年を通して<里山>をキーワードに知識や技術を習得します。

Photo_3
冒頭の開講式。佐藤初雄理事長のメッセージに聴き入る皆さんは
やや緊張の面持ちです。

Photo_2
引き続いて<里山概論>の座学は、やまぼうし自然学校の丹野雅之氏が講師。
森林の定義から始まり、日本の森林の現状を踏まえたお話しです。

Photo_1
校庭ではスタッフが羽釜ご飯の準備。
今期は安曇野産<はざ掛け米>の炊き立てご飯と
黒川仕込み味噌による汁物が昼食に提供されます。

Photo_6
薪で炊いたご飯は絶品です!

Photo_8
午後はフィールドへ。
里山の手入れの様子を確認したり、植物を観察しながら
センター内を中心に散策しました。

Photo_5
センター敷地内のベニバナトキワマンサク。

Photo
センターから真光寺公園に続く散策路のアオダモ。
うららかな風にそよぐ繊細な花が咲いていました。

Photo_7
芽吹いた新緑が美しい季節です。
散策は瞬く間に終了時間となりました。(事務局/石川)

2019年4月14日 (日)

2019年度 TEAMはまとびむし 4月

海岸美化プロジェクト  4月
実施日:2019年4月9日() 快晴
会場:オーシャンファミリー海洋自然センター
テーマ:大浜海岸のゴミ
参加者:7

21

この子はだーれ    砂浜に忘れられて しまったおもちゃ!ゴミになりました。

22

海の中にも芽生えの春がやってきています。海ぞこの砂漠化が心配と漁師さんが言っていました

23

タイヤが海を漂って打ち上げられていました。小さな生き物は大あわて!ぶつかったかも!
これも誰かの不注意で捨てられたゴミ!

24

富士山が真っ青な大空にくっきりと姿を見せていて、気持ち良く活動ができました。
凛としてるでしょ!  綺麗でしょ!いつまでも見ていたい富士山と海。
一時間半程ゴミを拾い、オーシャンファミリー海洋自然センターで2019年の活動予定について話し合いと確認をしました。

26

帰り際に会ったヤドカリさん、若芽を食べてワカメ色になってる!綺麗でしょ!光ってる!
次回の活動日 5月7()10:00オーシャンファミリー海洋自然センターに集合です。
富士山のご機嫌はいかがでしょうか? 楽しみです。  (武田記)

海ゴミプロジェクト チームはまとびむしの活動ブログは終了します。
私達の活動に興味のある方はご連絡ください。
目的   :海遊びと海岸ゴミの回収及調査
活動日:毎月第1火曜日10:0015:00    午前中ゴミ調査、午後海遊び等 (8月はお休み)
会費   :1,000(施設使用料及活動費)
場所   :オーシャンファミリー海洋自然体験センター集合
問合せ:shain_wann@yahoo.co.jp  (武田)

2019年3月31日 (日)

H30入門コース第20回 「インタープリテーション/修了式」

P1010014 P1010016

実施日:平成31年3月12日(火)
会場:川崎市黒川青少年野外活動センター
講師:やまぼうし自然学校 理事 丹野 雅之 氏
テーマ:インタープリテーション/修了式
参加者:8期生8名 聴講生1名 サポートスタッフ4名


いよいよ本年度最後の講習。
1年間のまとめとして、インタープリテーションについて学びました。

P3120004 P3120005  

講師の丹野先生より先ずは、インタープリターとは何かのお話。
・知識・技術を有するインタープリターが、参加者に対して教えるのではなく、気づきを与える。
・自分にとっても見ただけでは10%しか身につかないが、人に話すことにより90%身につく。

P3120006P3120008

次いで、インタープリテーションを実施するための方法として、
・手法、思いを伝える方法、技術、用具、実施の際の注意など、具体的な講義があった。

   P3120013 P3120016

その後は、インタープリテーション体験として、3人づつのグループに分かれて、テーマを選定・構想を練り、黒川のフィールドの中で材料を探した。

P1010020P3120017P3120018

グループごとにまとめていった。

P3120019 P3120020 P3120021 P3120025 P3120026

そして、各グループごとに設定したテーマに沿って、発表が行われた。総じて1年間で学んだことを通じて興味を抱いたことや、印象に残ったことについて発表される方が多く、充実した1年を過ごされた様子が見て取れた。

最後に修了式。

P1010051 佐藤理事長より、入門コースの「修了証」並びに神奈川自然大学校「自然観察アドバイザー」の「認定証」が各人に渡され、それぞれが1年の感想なり今後のやりたいことなりを述べ、佐藤理事長からの祝辞、恒例の「ふるさと」斉唱、写真撮影を行い、無事終了しました。




1年間お疲れさまでした。

P3120028

文責:西尾

2019年3月17日 (日)

H31 専科コース 「津久井城山」

実施日:平成31年3月14日
会場:東京都八王子市 津久井城山
講師:ローカライズプロダクション 代表 大内征氏
テーマ:戦国時代の山城探訪
参加者:参加者17名 サポートスタッフ2名

P3140043

今回は低山トラベラー・大内征氏に津久井城山を案内していただきました。
大内さんは、低山登山紹介の本を出しています。
「低山トラベル とっておき低山30座の山旅ガイド」
「とっておき! 低山トラベル 関東平野を取り巻く名低山31座」

BA

この地は、北方に武蔵国、西方に甲斐国に接する相模国の西北部に位置し、八王子道や津久井往還が通り、水運のルートの相模川が流れている、地埋的要衝の地で、今から500年前、この山は「津久井城(築井城)」と呼ばれる山城でした。江戸時代の初頭には陣屋 (代官所)が置かれ、陣屋の廃止後は御林(幕府直轄林)として、さらに麓に暮らす人々の生活を支える里山としての歴史を刻んできました。

P3140003P3140002

P3140006

津久井湖を眺めながら、津久井城山の概略を聞いて、これからの散策に期待が膨らみます。
出発前に、体操で体をほぐし散策の準備を整え、

P3140008

メタセコイアの美しい樹形を眺めながら出発。
.
.
.
.

P3140017P3140015

山頂の本城曲輪を目指して登山開始です。北側斜面は急峻でくさり場もあり、冒険的な道です。

P3140022P3140024

急なくさり場を超えると、「鷹内場」に到着します。東方面の見晴らしが開け、池袋方面、スカイツリー、横浜のランドマークまで広範囲に見渡せます。

F

少し行くと、「飯縄曲輪」です。「曲輪(くるわ)」とは、土塁で囲んだ平らな場所があり、ここで兵が駐屯し、敵を打変え打ちました。飯縄曲輪・太鼓曲輪・本城曲輪など、いくつもの曲輪が敵の侵攻を迎え撃ちました。「飯縄曲輪」には、「飯縄神社」「烽火台」「宝ヶ池」があります。

P3140032P3140034

「烽火台」 ここは丹沢方面が見渡せます。遠くからも見えるため烽火台が置かれ、戦国時代の通信手段の拠点でした。ここからの景色も絶景でした。

P2080034P3140038

「飯縄神社」 「飯縄権現」を祀っています。飯縄権現は不動明王の化身で軍神として戦国武将に受け入れられていました。後北条氏は関東の飯縄権現信仰の中心地である高尾山を厚く庇護していました。

P3140029

「宝ヶ池」 枯れることのない湧き水の池があります。水は、城中の生活に欠くことのできないもので、なくてはならないもの。とは言っても、この高さに湧き水の池があることが不思議です。

DP3140050

「堀切」 山頂に向かう尾根を掘って谷のようにしたものです。常時は橋を渡し通行し、敵が攻めて来た際には橋を本城曲輪側に引いて敵を渡らせないようにしたのでしょう。当時の堀切はもっと深く谷のように掘られていたことでしょう。

EP3140040

P3140041_2

山頂に到着です。「本城曲輪」は城の中心で最も重要な曲輪です。スペースが広くないので、天守閣などの大きな建物はなかったと考えられています。

P3140045

山頂からの津久井湖の景色もなかなかの絶景でした。しかし戦国時代にはダム湖の津久井湖はなく、山頂から相模川の谷底まで一気に落ち込む急斜面だったのでしょう。
.

P2080052

下山には、山麓を反時計回りにゆっくり下る女坂を降りました。途中、縦方向に掘られた竪堀(たてぼり)を通過します。これは、横移動を防ぐほか、外敵の侵入路を限定し、城側からの攻撃をしやすくする役割も持っていました。

P3140054

檜林の中を下る城坂を降りました。檜林は江戸末期の御林の風情を感じさせます。
.
.
.

P3140063

ウッドデッキ状の湖畔展望園路を時計回りにゴールの観光センターを目指します。

.
.
.

P3140064P3140068_2P3140060P3140073

途中、津久井湖をバックに記念撮影、山頂を眺め、植物の観察をしつつ、満足のプログラムが終了しました。

P3140052

(檀野)

2019年3月15日 (金)

H31 流域プロジェクト 第4回 泉の森公園と引地川

実施日: 平成31年3月6日(水)
会場:  泉の森→ふれあいの森→引地川河畔→引地台公園
テーマ:  引地川の水源地から河畔を歩く。
参加者: 会員14名

P3060029P3060030

泉の森の「こもれび広場」に入り, 「山野草の小径」を往きます。林の遠い所から各種の鳥の啼声が聞こえます。沿道の木々には名札がつけてあるのもあり, わかりやすいです。

P3060032

本日は水鳥を始めとする鳥達を見るのが楽しみ。 野鳥観察デッキにさしかかる少し前あたりからアオサギとダイサギとがにらみ合い。 野鳥観察デッキから見ていても, じーっとにらみ合ったまま。

Img_0656Img_0649

その内, ダイサギは貫禄負けしたのか, すごすごと退散し, 離れたところからまたアオサギをにらみつけ。

P3060036_2

引地川の水源の水が湧き出す場所に来ました。 湧出個所はここだけではなく池のあちこちにあるので, 多くなります。 湧出口辺りに枯葉が浮いており, カワニナがいます。 季節が来ればここはホタルが舞飛ぶ川。

P3060045

水車小屋を通りかかるとサンシュユの木。遠目にはロウバイに見えたので, 解説されないと間違えていたかも。
,
.

Img_0698

灰色の嘴に茶色の羽毛で頭上が黄色のヒドリガモ。小柄なカイツブリが, ひょこんひょこんと潜水。
.
.

Img_0686Img_0689

その名の通り, 目が金, 胴は黒, 羽は白 のキンクロハジロ。このキンクロハジロもカイツブリと同様に他よりも小ぶり。すーっと泳いで, さっと潜水。

Img_0712

カラスよりも大きな鳥が飛んできました。カワウです。足ひれを前に出しブレーキに使って見事に着水。
.
.

Img_0678

ダイサギは杭の上に立っていましたが, 水に入って歩き出したかと思ったら, 十数メートル先の近距離へのジャンプ的飛行。長い脚は垂らしたままで首は縮めず。
.

Img_0716

ハシブトガラスがすぐ眼前の木の枝に止まり, 「私も見てね!」とばかりにポーズ。擬人化してはいけません。巣が近くにあるので自分たちを警戒しているのです。
 

Photo_2

カルガモ達がいたと思いきや, おっ!!, コガモ達もいます。さきほどのしらかしの池にはいなかったコガモ達!! まだ北には帰ってはいなかったんだね。北に帰るにはもうちょっと栄養をつけなきゃとばかりに釣堀近くに陣取るなど大変な知恵者。

Photo_3

カワセミがじっと樹上に留まり, じっくりと姿を見せてくれています。何かに驚いて飛び立ってもすぐ近くに降りてくれるので良く見えます。もうじき小雨が降るような曇りの日ですら青味がかった翡翠色の羽は美しく, 皆が感動するのはもっともな事。カワセミも釣堀の恩恵にあずかっているのかしら?

Img_0741

カルガモの御一行様がリラックスしています。内の2羽はペアなのでしようか, 皆と離れて対岸の川縁に登り, そのまま小径に出て行きました。
 ふれあいの森を出ると大和駅には向かわず, 基地脇を流れる引地川に沿って, 人はまず通らない路を, 歩きます。

Img_0755Img_0752

ここでもダイサギとアオサギとがいますが, こちらでは同じ樹上に止まり, じーっとしています。にらみ合っているのではなく, 寄り添っているように見えます。まるでペアの様。

Photo_4

ツグミが胸を張って反り返っています。自信満々の見事なポーズ。短い草が一杯生えているグラウンドで数羽が虫をついばんでいます。栄養をつけ数週間後には北へ帰るのです。

Photo_5

川向こうの民家の庭のカワズザクラにメジロが数羽。 盛んに枝先の花の蜜を吸っては枝間を飛び回り別の花の蜜を吸います。 枝にぶら下がっているのもいます。ちゃんと受粉作業もこなしますので吸蜜です。盗蜜ではありません。 双眼鏡でメジロを観ていると, つい民家の窓が視野に入ってしまい, 慌てて双眼鏡から目を離してしまいます。

P3060048

引地台公園で鳥合せをして, 見たとか見てないとか騒ぎながらも, 実に多くの鳥さん達に出会え, 感謝。雨にも降られず, これまた感謝。 参加者によってはジョウビタキを見た方もおられたとの事。 記事にはしていませんが, ヒヨドリ, ムクドリ, スズメなどもちゃんといましたよ。
 大和駅にて打上をし, 来期の流域プロジェクトについても話しました。
(文責: 紺谷(7期修了))

2019年3月12日 (火)

H31 TEAMはまとびむし 3月

海岸美化プロジェクト 3月の活動
実施日: 2019年3月5日(火)
会場:     オーシャンファミリー海洋自然体験センター & 大浜海岸全域
テーマ: 大浜海岸の海岸漂着ゴミ拾い
参加者: 9名
P3050002

今日は久し振りの晴。 富士山は霞んで見える程度。 なので風は穏やかなはず。 午前10時頃が干潮。いよいよ潮干狩りの季節です。 満潮線がはっきり見え, 波も穏やか。

.
P3050005

 

本日の活動エリアと方法は2月同様, 大浜海岸全域を3人づつの3チームでゴミ拾いします。途中途中でのゴミ分類集計は最も近くにいる記録者に述べさえすれば良く, 自分のチームに記録する必要はない, という方法です。
P3050014

満潮線上の数か所に小石が多く集まっている個所が点在していますが, そのような場所や各種船舶が陸置されている個所, 下山口川河口付近あたりを探します。

.

P3050011

全般的に, 昨今やたらと話題になっているプラスチックごみの破片が非常に多くみつかります。

.

P3050022

満潮線上には海藻の乾いた破片も多くあります。 これらはハマトビムシのエサになるので拾いたくはありません。 が, 細かいゴミが多く付着/吸着しているように見えるのは拾いました。

P3050016

今回は従来とは異なり, 瀬戸物/焼成物の破片や金属破片/工業用金属製品等の金属類が従来よりも多く見つかりました。 JEAN(Japan Environment Action Network)指定の国際的フォーマットでは瀬戸物の破片を拾う事になっています。 が, 環境に悪影響を及ぼすとも思えず, 拾わない人もいました。 この点につき, いずれ議論が必要ですね。
P3050012

ゴミ以外の楽しみもあります。
また, 珍しいところではカニの脱皮後が実に見事に残っているのを檀野さんが発見しました。 捕食されたのではない事は眼球までも脱皮した跡がちゃんと残っている事と, 足の付根で胴体に入っている部分の骨膜がはっきりと損傷なく残っている事でわかります。 2本の生殖器官もはっきりと残っており, オスが脱皮したのだとわかります。
P3050025

昼食時には, 澤里さんが自作のビーチコーミング・アート作品で, タカラガイをデコレーションしてチョコの箱に入れたものを見せてくださいました。 拾ったタカラガイにクリヤラッカーを塗り光沢を出したもので、美しい逸品でした。

P3050009午後には3月2日(土)に辻堂で開催された”県民参加調査による相模湾漂着マイクロプラスチックの実態”と題された講演会の内容を, 当日の出席者を代表して, 桝屋さんから披露して頂きました。 また, 武田さんが発見した東京農工大学から市民への調査参加についても桝屋さんから解説してもらいました。
P3050024従来は, JEAN指定の国際的フォーマットに従って収集/分類/集計してきました。 ただし, 一色海岸で行った2回のマイクロプラスチック回収は手探りでのやり方でした。 そのような経験を積んだおかげで午後に発表された2種類の調査は双方とも納得できるものでした。2種類の市民参加型の調査は、マイクロプラスチックの数量を把握するためのものと、マイクロプラスチックに付着/吸着している物質の定量分析のためのものです。 来月の4月以後の”Teamはまとびむし”の活動に向け, やり方を考える大変有意義な午後でした。
(紺谷)

2019年3月 2日 (土)

H30年度 入門コース 第19回「植物入門(4)」

日時:2019年2月26日(火)9:40〜15:00
場所:座学=生田緑地 宙と緑の科学館
   野外観察=生田緑地→広福寺→向ヶ丘遊園駅
講師:NPO法人全国森林インストラクター神奈川会 菅原啓之氏
参加者:受講者10名 サポートスタッフ2名

P2260006

曇りがちですが、春の気配も感じられる生田緑地での、インストラクター菅原氏による樹木のお話と観察です。
午前中の座学では、「森の仕組みと役割」をパワーポイント投影と共にご説明いただきました。世界に植物は27万種、内樹木は6万種、ブラジルが8,500種と多く、日本は1,000〜1,500種(植物全体は7千種)、木片の漢字は300字もあるそうです。

A_2

身近な東山魁夷の樹霊や、ゴッホの糸杉などその底知れぬパワーが多く描かれています。
木は形成層から生長するという構造の説明から始まりました。

B_2

植物の多くの機能を動物とに違いを含め説明いただきました。多くのセンサーを持ち、動かないけれども、多くの感覚機能で生き延びてきました。
.

C_2D_2

木には、人工的なサーカスツリー、面白い形のバオバブ、根をはるガジュマルなどいろいろな形態が有ります。

H

世界、日本の太い木、高い木、寿命の長い木を紹介いただきました。木は葉の蒸散作用で水を上にあげるそうです。高さの限界は約130mとか、日本は台風などの強風が有り、60mが限界だそうです。
生態系の中で樹木の果たす役割は重要で他の生き物も樹木無しには生きられません。

I

日本文化の象徴も、法隆寺のように樹木です。木の特性では、他の鉱物に引けを取らない強度が有ることが分かりました。森林の多機能には感謝すべきでしょう。日本列島の多様な森林帯、厳しいが自給率を戻しつつある日本の林業、一方で開発で、毎年消失している世界の森林には悲しいものが有ります。

F_2G_2

日本の身近な主要な樹木の紹介です。ツバキ、ヒノキ・スギ、コナラ・クヌギ、アカマツ・クロマツ、ウメ・モモなどのご説明をいただきました。

E_3

最後に、森を守る文化の大切さをご説明いただきました。
.
.
.

P2260009P2260012

座学終了後、「宙と緑の科学館」の高中学芸員に、四季折々の樹木を中心に資料館のポイントを説明いただきました。

P2260018

午後は、生田緑地から、向ヶ丘遊園駅までの樹木観察です。
最初に、元は主要各県の樹木園だった森を観察。クロマツとアカマツの交雑がアイグロマツ、クスノキの葉の香り、

P2260022

アスナロ(ヒバ)の白い葉裏の気孔、アセビの花は下向くが、果実は上を向く、ウバメガシは備長炭、ヤマハンノキなどを説明いただきました。
.

P2260033

広場に出て、モッコク、スダシイとマテバシイ、香りの園では、もくれん科のコブシ、タイサンボクなどの産毛の役割(寒さ対策)、ジンチョウゲ、ミツマタなどを観察しました。
.

P2260038

海外から入った、メタセコイア、ラクウショウは針葉樹でも落葉する、日本自生ではカラマツが落葉するが、他は常緑である。
.
.

P2140025P2260041

岡本太郎美術館の階段を上り、ブナの虫に食われた姿が有りました。標高800mに生育するブナをここで育てるのは無理でしょう。

P2140029

上ると、ユーカリの大木、葉は香ります、オーストラリアには800種、内コアラが食べるのは20種程度だそうです。火災に強く他の植物が消失しても生き残れるそうです。
丘に上がると、総称プラタナス(アメリカスズカケ)がまっていました。

P2260047

そこからホタルの里へ下ります。オニグルミ、湿地で生きるハンノキ、故に湿地の保全が大切です。
.

P2140044

生田緑地を出て、平安時代からある古刹、広福寺を訪れます。

P2140045草のように見えるが木本のフッキソウ、文字が書ける葉書の木タラヨウ、

P2140054

ヤブツバキの古木、

P2140055

変わった実を付ける高齢のボダイジュ、羽子板の羽根の実のムクロジ、

P2140061

マンサクの面白い花、ニッキの香りのニッケイなど色々な樹木を観察しました。
旧鎌倉街道に出て、向ヶ丘遊園駅で解散です。
あっという間でしたが、菅原氏のうんちく話を含め、楽しく樹木観察ができました。早いもので、講座もあと一回となりました。
(久野)

H30年度 専科コース 第10回「野鳥の観察」

日時:2019年2月21日(木)9:40〜15:00
場所:座学=生田緑地 宙と緑の科学館
   野外観察=生田緑地→ニヶ領用水→多摩川堰堤→登戸駅
講師:NPO法人全国森林インストラクター神奈川会 松井公治氏、菅原啓之氏(野外観察)
参加者:受講者18名 サポートスタッフ2名

P2210003

肌寒い冬の一日でしたが、鳥の特徴などの講義と、多摩川などでの野鳥観察を楽しみました。
午前中は、生田緑地の「宙と緑の科学館」で、座学を行いました。パワーポイント投影と共に「鳥の基本と身近な鳥たち」というテーマで、インストラクターの松井氏にお話しいただきました。

B

鳥の進化、鳥の先祖は恐竜でした(始祖鳥)。鳥類は世界で9000種、日本には600種いるそうです。

.

DC

鳥は飛ぶために色々工夫し進化してきました。翼を持つ、骨の軽量化と強度向上、呼吸の効率化(気嚢)、高い体温と強い心臓、素早く強い消化、遠くの見える視力などです。
今日、多摩川で見るのが楽しみな渡り鳥の生態も学びました。なぜ渡りをするのか、飛行ルート、体力維持、栄養バランスと繁殖、など。

F

鳥の繁殖は興味深いものでした。さえずり、縄張り、繁殖羽、デイスプレイ、雌雄の形態・生態・選び方、営巣・産卵・育雛、巣立ち、など。
野鳥観察の識別ポイントも教えていただきました。

G

大きさ、形・色、成熟度(親子)、時期による羽の色の違い、飛び方の特徴、鳴き声(さえずりと地鳴き)、環境、季節など。くちばしと食性では、花の蜜を吸うメジロの下がブラシ状になっている貴重な写真が面白かったです。

E

身近な鳥の生態、スズメ、カラス、ハトは、見る目が変わる話題が多く楽しかったです。特に、カラス、ハトという鳥はおらず、例えばハシブトガラス、キジバトなど名前がちゃんとあるということも記憶にとどめました。

Img_0605

野外観察です。
昼食前に、「宙と緑の科学館」の学芸員高中氏から、資料館の説明、鳥の観察ということで野鳥コーナーを中心にご説明いただきました。鳥の剥製が多くあり、大きさ・羽の色・くちばし等の違いを実感できました。

Img_0612

昼食後、多摩川方面へ向かいました。20分ほどで、多摩川から灌漑用に作られた、二ヶ領用水につきました。
用水沿いに歩きますと、コサギ、カルガモなどがお出向かい。上の桜並木や、畑には、ヒヨドリ、ツグミ、スズメ、シジュウカラ、キジバトなどが飛来します。

Img_0608Img_0618

P2210011P2210012

多摩川の取水口の二ヶ領用水資料館で休憩。多摩川の堰堤で渡り鳥中心の観察です。少し風が強かったですが、鳥の多さに寒さも忘れました。

Img_0628

マガモ、コガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、オナガガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、オオバン、キンクロハジロ、アオサギ、イソシギ、カワウ、ユリカモメ、ハクセキレイ等多くの野鳥を観察できました。水鳥には、潜水鴨と潜水できな鴨がいて、足(水かき)のついている位置の違いも教わりました。

Img_0641

堤をゆっくり歩いて、ゴールの登戸駅です。みんなで見た鳥の、鳥あわせを行いました。上記に出て来た鳥以外にも、ジョウビタキ、メジロ、ムクドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、猛禽類のトビ、オオタカ等、約30種の野鳥観察ができました。

Img_0638

望遠鏡で見る鳥の美しさに感動し、だんだん鳥を見る目が慣れてきたところで終了は残念ですが、また野鳥観察に出かけたいと思った一日でした。 (久野)

H30年度 入門コース 第18回 「野鳥観察入門」

実施日: 平成31年2月19日 (火)
会 場:  横浜市金沢区 長浜ホール 及び 長浜公園
講 師:  (公財) 日本野鳥の会 主席研究員 安西 英明氏
御加者: 8期生11名、聴講: 1名、スタッフ4名
テーマ:  身近な野鳥の不思議な世界, 野鳥を切口として, 自然界の命の連環や生物多様性について理解を深める

P2190003P2190009

会場は長浜野口記念公園内の長浜ホール2F会議室で行いました。館内には野口英雄博士ゆかりの書籍や展示品がありました。

Img_0534

座学での当初, いろいろな命について, “あっても良い”ではなく, “あるべき” という立場が重要との言葉や, 更に, 「他の生き物の存在について述べる時, “私達人類の他に云々”という言い方をするが, これは私達人類を中心とする“上から視線”的表現で、本来は“私達人類同様に云々”と言うべきです。」 との考えに, 大変共感しました。

P2190017

冬枯れという言葉があり, 冬に植物が死んでいるという印象ですが, とんでもない, 単に光合成をせず休んでいるだけ。冬芽には春に芽吹く新緑が準備をしています。決して枯れてなどはいないのです。
今の時期, 木はまだ緑が少ないので, 鳥を見るには実に好都合。
逆に夏は子育ては終わり頻繁にはえさを取らず, 求愛のさえずりもせず単なる地鳴に戻っているし, 鳥の種類によっては換羽して地味になってしまいます。

 

Photo

スズメは一日1個産卵し, 数日間かけて数個を産卵をします。最後の卵(止め卵)を産んでから抱卵をはじめ、同時に孵化するように調整しています。成鳥は種食のスズメですが、雛は種を消化できないので、青虫をエサとして与えます。巣立つまでの2週間、約4,200回(1日300回)の虫運びを行います。種食のスズメにとって虫探しは大変でしょう。雄雌の共同作業です。巣立ち後, 約10日で自立しますので、子育ては約一か月。続いて次の産卵、年に2~4回の繁殖を行うとの事です。しかし、冬を迎えるまでにほとんどの雛が他の動物たちの餌食になってしまい、冬を越せるのは約1割。厳しい環境ですが、それで数のバランスが保たれています。

Img_0620

ニワトリやカモなどの巣は地表近くにあり, 孵化後, 数時間で歩き始め, 餌をとり始めます(早成性)。鷹や動物に雛がねらわれるからです。彼らは恐竜に近い種類です。その後、森で虫や樹木と共進化した小鳥たちの巣は樹上にあり、親から給餌され, 巣立ちに数週間を要します(晩成性)。小鳥は枝先を移動するためにぴょんぴょん飛ぶホッピング型の歩き方です。尚, ひばりなどは, 小型化進化の後, 繁殖を森から平地に戻すのに適応しました。

Img_0540_2

午前中の座学では大変な早口で, “聞きなし”の話題の時など, それこそ体全体を使ってジェスチャ付の大変解りやすく面白い講義でした。脱線につぐ脱線で話題が元に戻らないのではないかという心配もよそに, ちゃんと話が収まるから見事なもの。

P2190013

午後は“ものさしどり”の解説から。“すずめ”大, “むくどり”大, “ハト”大, “カラス”大 など実物大の写真図版を利用しての御説明。これらを基準に大きさの比較をするとわかりやすいのです。更に 日本探鳥会へのお誘いやら 書籍のご紹介。

P2190012

安西先生はしゃがんで参加者を見ながらお話し中に, 視界から高い位置の樹の枝にむくどりのペアを発見。ついで, カラスのペアの飛行, トビのペアの頭上旋回, 樹上のカラスの巣, つぐみが地上で虫をついばむ, などを見つけました。

Img_0558

面白かったのは3羽のキジバト。1羽のメスをめぐって2羽のオスが争っています。どちらが勝つのか決着を見る前にばらばらになったので自分たちが見ている事が邪魔だったと反省。

P2190019P2190023

長浜公園には4か所に野鳥観察小屋があります。ここからは汽水池を泳ぐ水鳥や中洲で休む多くのカワウがはっきりと見えます。

Img_0553

他の水鳥が活発に泳ぎ回るのに比べカワウは休む事に専念。あたかも前かがみに立っているようですが, これは足が相当後ろに付いているから。もっと後ろに付くとペンギンみたいに立つか あるいはカイツブリみたいに, 立つのが全く下手になるかです。

Img_0556

カイツブリがひょこんと急に現れびっくりしていると, すぐまた潜水。足が胴体のかなり後ろに付いているのに体が浮いている状態から素早く潜る事ができるのが不思議。
白く大きなくちばしのオオバンが首を振り振り, かなりのスピードで泳いでいます。水かきが無いのにこのようなスピードで泳ぐくらいに達者。

Img_0575

背の羽色が青灰色のアオサギの学名は“Ardea cinerea”, すなわち, “灰白色のサギ”。和名では単なる灰白色ではなく 蒼みがかった灰色のサギ。ところで, 足が赤みがかったピンク色の婚姻色なのはこの時期特有。

Img_0569

コサギやらダイサギがやってきて, 皆は, あれはどっちだと騒ぎます。足先が黄色く見えればコサギ。見えない場合は獲物の採り方で判定可能。すなわちダイサギはじっと待つ型, コサギは片足を前に出しふるわせる型。ところでシラサギという名のサギはいません。

Img_0563

カルガモ以外は来月にはロシアに帰るカモ。多くのカモが泳ぎ, たまにプリッとしたお尻を水面に出して逆立ちしています。潜る/潜らないは足の付いている位置によります。 潜るカモ(潜水ガモ)はキンクロハジロとホシハジロ。潜らないのは(淡水ガモ), オナガガモ, コガモ, ハシビロガモ, ヒドリガモ, マガモ それにカルガモ。

P2190022

帰路は鳥以外にも目を配ります。スズメノカタビラを見つけ, これはイネ科だと即座におっしゃり, 分類上の目とか科の特徴を覚えると役に立つとコツを伝授。 リュウノヒゲを見つけましたが, 青紫の実は既に無くなっていました。 安西先生曰く, このリュウノヒゲはアカハラが食べた実から出た未消化の種から発生したのではないかと。 その他, 実に多くの植物の解説を頂きました。
安西先生は鳥類のみならず, 昆虫, クモ, 植物等の専門家でもありますが, 本日はその安西パワーが全開の, 実に盛り沢山で充実した一日でした。
(文責: 紺谷)

2019年2月16日 (土)

H31 TEAMはまとびむし 2月

海岸美化プロジェクト 2月の活動
実施日:2019年 2月 5日(火)
会場:オーシャンファミリー海洋自然体験センター&大浜海岸
テーマ:一色海岸のプラスチックゴミ拾い
参加者:8名

P2050002_3P2050014

2月5日の活動日はどんより曇った ️ 寒~い日でした。大浜海岸の様子は毎月少し違います。

P2050007

今月は海藻がカラカラに乾き、 はまとびむし君達は土のなかに潜り込んだのか 姿が見えません。
.
.
.

P2050020

ゴミを分別してみると多かったのが、暖かい時期にはあまり見られなかったタバコの吸殻、吸い口は特殊な加工がしてあるのか潰れるだけで残るようです。
.

Dsc_0121

いつもは海藻は はまとびむし君のお食事用、(自然の食物連鎖に逆らわず、お願いすることにして)ゴミだけ拾うのですが 、今回はゴミが乾燥した海藻に絡み付いて取れないので海藻ごと拾ってゴミ袋に入れてみました。あっという間に袋はいっぱいになりました。
P2050009P2050017
檀野さんに浜に打ち上げられた コチコチで靴べらのような(軟)骨を持つコウイカや
宝貝の大人と子供の見分け方など教えてもらい午前は終了しました。

P2050019P2050013

P2050028

午後の自由時間は寒かったこともあり、当日の振り返りと、1月にメンバー6名で しもけんさん紹介の講演会「湘南の海洋漂着ゴミを知ろう」(防衛大学名誉教授 山口晴幸先生)を聞きに行った時の内容について話をしました。
沢山お話あったのですが 一部紹介~。 

P2050015

・漂着ゴミの7~8割は廃プラでその6割以上が使い捨てプラ 。
・プラゴミからは有害物質の pb zn ni al mn等が溶け出している。
.

P2050012

・廃プラが目に見えないマイクロプラになる前に拾う事が必要。
・海藻や木屑にはマイクロプラや有毒物質が付着しているので拾ったほうが良い。という先生はお考えでした。

P2050026

沖縄の海岸の例でしたが、ゴミを集めても処理費用がなく、そのまま放棄されてしまう事例もあるとも。それぞれの場所に合わせた対応も必要なのでしょうか・・
.
.

P2050010_2

2月10日のニュースで、スカイラークも使い捨てストローを止め必要な顧客には、トウモロコシ原料のストローを提供する。と伝えていました。

P2050024_2

 

この話からプラに替わる製品が研究されている事に 力を得て私も早々に諦めずに自然を大切にする  生活スタイルを心がけ 探し続けましょう~ (篠原)
 

«H31 入門コース 第17回「里山の文化(3)」

2019年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ