2017年3月14日 (火)

平成29年度 入門コース 第19回植物入門(4)

実施日: 平成29年2月28日
会場:   生田緑地 および 宙と緑の科学館 学習室1
講師:   全国森林インストラクター神奈川会 菅原 啓之氏
講義内容:
早春の草花(なぜ植物は花をさかせるか)というテーマで、①春に花を咲かせる植物が多いのはなぜか? ②植物は季節の訪れを前もって知っているのか? ③植物にあたる太陽が強ければ強いほど花の色はどうなるのか? などを、講義及びフィールドワークから学んだ。
 
今日の活動風景

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講師の菅原先生。 今日は電車のトラブルで30分遅れで講義がスタートしました。

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菅原先生は人気の高い先生で、講義は楽しく、明快なので、みんな一生懸命聞き入っていました。

 

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生田緑地は、幼稚園生がお弁当を食べていたり、電車が置いてあったり、とてものどかな公園です。 ここで昼食を取りました。

昼食後はフィールドワークです。

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さあー。 出発です。

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春の七草、「ホトケノザ」と「なずな(ぺんぺん草)」です。春の七草とは、セリ(芹)、ナズナ(ペンペン草)、ゴギョウ(母子草)、ハコベラ(ハコベ)、ホトケノザ(田平子)、スズナ(蕪)、スズシロ(大根)のことを言います。 正月七日に七草粥を食べるとその一年を健康に過ごせるという無病息災の願いが込められています。

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西洋タンポポ: 一年中咲いています。

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ロウバイ: 早生種では12月頃に、晩生種でも2月にかけて半透明でにぶいツヤのある黄色く香り高い花がやや下を向いて咲きます。

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じんちょうげ: 名は花の香りをジンコウ(沈香)とチョウジ(丁子)にたとえたものです。花や根を薬用(歯痛)とします。

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桃の花: 春の代表的な白い花。 梅、桃、桜の見分け方は花びらの先端が梅=丸、桜=先割れ、桃=尖っていると違いがあります。梅・桜・桃それぞれの品種によって、必ずあてはまるわけではありませんが、覚えておくと便利です。

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メタセコイヤ: 樹高が25-30 mもある背の高い木で直径1.5 mになります。 葉はモミやネズに似て線のように細長く、長さは-3 cm程度、幅は1-2 mm程度で、羽状に対生。秋に赤茶色に紅葉した後、落葉します。

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生田緑地を散策中です。

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ヤツデ: 葉の数がまちまちです。

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岡本太郎の塔がありました。

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アカシデとイヌシデの違い: アカシデの葉は葉柄が赤味を帯び、側脈が7~15対で、細かい重鋸歯があるのに対して、イヌシデの葉は、葉柄は赤味を帯びず、側脈が12~15対で、不規則な重鋸歯があり、葉脈上に毛が多い。

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ユウカリ: コアラが食べる植物として知られている。銀色がかった緑色の葉っぱが落ち着いた雰囲気で、実はたくさんの種類があり、効果・効能や毒性なども様々です。 木の皮が剝がれやすく、燃えやすいため、火事を起こし、まわりの木々を燃やし、自分だけ生き残る戦略を持っている。

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ここで(宙と緑の科学館横)で本日の授業は終了。

まとめ:
①春に花を咲かせる植物が多いのはなぜか? ②植物は季節の訪れを前もって知っているのか? ③植物にあたる太陽が強ければ強いほど花の色はどうなるのか? の正解ですが、①は暑い夏の前だから ②はもう一度自分で考えてみましょう。 ③はますます濃い色になる。でした。  とっても勉強になりました。 

 

2017年3月13日 (月)

公開講座3月9日 日本の原風景を訪ねる~小野路~報告

3月9日に行われた公開講座「日本の原風景を訪ねる~小野路~」の報告です。

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鶴川駅に集合したあと、簡単なオリエンテーション。そして、出発です。
肌寒くはありましたが、気持ち良い青空の下、散策することができました。
バスからは富士山もくっきり見えていましたよ。(頭しか見えないのですが。)

P3080770 まずはバスに乗って、「小野神社前」を目指します。

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小野路宿里山交流館から出発です。
まだ梅の花も咲いていました。
一本の木の中に、枝によって赤と白の花が咲いており、きれいでした。

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もう春の到来。
オオイヌノフグリやホトケノザ、ヒメオドリコソウなどが群生していました。
混在ではなく、ある程度まとまって同じ種が咲いているのは、何か植物の作戦でしょうか。

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休憩も挟みながら、よく整備された雑木林の中を進みます。
樹皮を見て、「クヌギ」か「コナラ」か、学んだことを復習する入門コース生の姿も。

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途中、立ち止まって遠くを見ると、こんな景色です。奥は多摩ニュータウン。

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出発から約1時間半。奈良ばい谷戸につきました。
象徴ともなる、「ワラボッチ」。小さい方は、「スズメボッチ」というらしいです。
この奈良ばい谷戸の由来も、いろいろあるそうですが、
大名が来た時に、「ならべー」という号令をかけたことから「奈良ばい」になったという
説もあるそうです。
ついゆっくり休憩したくなる、本当に気持ち良い谷戸です。
ししおどしの音も響いていて、五感が研ぎ澄まされ、懐かしさがこみ上げます。

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小野路宿の通りです。周辺の住宅の柵などにも配慮されていて、当時の雰囲気が味わえます。歩道がないので、車には要注意ですが。

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お昼ご飯を食べて、午後は万松寺谷戸へ。
まずは、万松寺。ここには、町田市の名木100選にも指定されているカヤがあります。
戦時中の焼夷弾を受けても、残ったものだとか。

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谷戸を歩きます。人工のもので整備されていく地域が多い中で、
これだけ広大な土地がほぼ自然の状態で残っている地域も本当に珍しいと思います。
(谷戸はよく手入れされています)

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最後には、ダイサギにも会えました。

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懐かしさがこみ上げる日本の原風景。
田んぼ、畑、雑木林。人間の生活との調和が保たれている空間でした。

お天気にも恵まれ、心地よい疲労感とともに、無事に終了しました。

次回の公開講座は、4月28日を予定しています。
ぜひまたご参加ください。(高柳)

2016年度 同窓会(第2回)

3月8日、同窓会を行いました。

同窓会は、今まで入門コース(旧自然派ビギナー講座)に参加された方、と関係者が参加できる会です。
昨年度始まり、今年で第2回目の開催となります。
今回は、2期会(2期火曜コース)のOBが中心となり、企画・準備をしていただきました。
ありがとうございます!

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第一部は、室内にて、理事長の挨拶、組織についての説明、そして自己紹介タイムです。
40名もの方が参加されたので、一人一言、、、でも長くなるので、名前だけ。
そして、生年月日順に並び、チーム分けをしました。

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第二部は、グラウンドにて、バーベキューです。
現在は、入門コースのカリキュラムにも入っていますが、「目からウロコ」のミニスマートバーベキュー講座です。
講師はみなさんお馴染みの、センター所長 野口さんです。
右写真は、「ビア缶チキン」の仕込み中です。

P3070739 美味しいバーンストライプができています。ペッパーステーキ。

P3070743 二期会の方が握ってくださったおにぎりを焼いています。

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同期会でも交流を続けている期もありますが、同じ「自然が好き」という仲間同士、「○期生」という枠を超えた同志として、情報交換や交流を続けていければと思っています。

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ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
今回ご参加いただけなかった方、ぜひ来年、お越し下さい。(高柳)

2017年3月 2日 (木)

平成28年度 流域探索プロジェクト 「和泉川中流域」

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2月22日(水)、今年度第4回目となる、流域探索プロジェクトを行いました。
今回は、相鉄線「瀬谷」駅をスタートし、和泉川水源の森を訪ねました。
参加者は、11名でした。

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駅からすぐのところにある、「長天寺」。大きなヒマラヤ杉がありました。

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瀬谷は元々、世野と書き、養蚕が盛んだったとのこと。
蚕って、どこから糸をとり始めるのか、という話題もありました。

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諏訪大社です。ここでは、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロがたくさん!ウソも見られました。

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和泉川源流ひろばより、川をたどっていきます。

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川の流れに沿って進みます。このトンネルの下をくぐると、その中には、
下の写真のように、川に親しむ会の活動の様子や見られる植物の写真が
貼ってありました。

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梅林の横を抜け、瀬谷市民の森へ。

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ここが、和泉川の源流のひとつようです。ポコポコと湧いていました。

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そして、森を抜けて、再び、源流の別のポイントへ。
こちらは、じんわり滲み出しているのか、辺りが湿っているような状況でした。
そして、再び流れに沿って、森を抜けます。

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本日のゴール。遊水地へ。

ちょうど梅も咲いていて、野鳥もなんと30種も見られました。
最後の最後には、ダイサギ、カワウ、モズまで姿を見せてくれました。
ちょっと肌寒い中でも、野鳥や花もたくさん見られ、冬の散策もいいなぁと改めて思いました。

そのままバスに乗って懇親会へ。。。のはずが、
あるトラブルによって、バスがなかなか来ませんでした。

では、「歩こう!」と皆さん。約9km歩いたあとにもまだ歩ける、健脚のみなさんにびっくりした事務局でした。(高柳)

2017年2月26日 (日)

平成29年度 入門コース第18回「里山保全入門」

実施日: 平成29年2月14日(火)10:00~15:00
会場  : 川崎市黒川青少年野外活動センター
講師  :  川崎市黒川青少年野外活動センター所長 野口 透氏

講義内容:
今回の講座は、里山の豊かな自然を守り自然の恵みを生活に生かす活動の体験です。
よく「木を伐ることはいけない」と言う人が居ますが、森を育てる為には木を伐らなければ
なりません。 今日は「木を伐ることの大切さ」を一本の木を伐る体験から学びます。
そして、伐った木を私達の生活の中で活用する一端を体験(木を伐ること、薪を割ること、焚火をすること、焼き芋をすること炭焼き等を体験)し、里山と人との関わりを知ることにより「森林保全」の大切さを学んだ。

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講師の野口所長から「森林保全」の大切さと今回の体験活動の流れの説明がありました。

講座の趣旨の説明の後は、早速野外での活動です。

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ヘルメットを被り、腰に鋸を提げて皆引き締まった顔です。

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伐採の場所に移動します。途中、傘を差してても歩ける広さに整備された竹林がキレイです。

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大きなシラカシ(白樫)に邪魔されてこれ以上育たないシラカシを伐ります。シラカシは冬でも葉を落とさないので下に光りが通りません。これを伐ることで、地面の日当たりが良くなります。

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皆さん交替で「追い口」を鋸で作っていきます。鋸は手前に引くときに伐ります。なかなか上手に伐り込んでいます。

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徐々に倒れて行きそれに合わせてロープを引き、無事に目差した方向に倒れました。歓声と拍手が起こりました。 右側が「受け口」、左側が「追い口」です。受け口にあるトゲトゲの部分が「ツル」という部分で、木をゆっくり倒す為に必要な大事な部分です。 

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切り倒した木を運べる大きさに切ります。腰に提げた鋸の出番です。 倒してみると一本の木の枝や葉はとても沢山ありました。皆さん一生懸命作業をしました。 これで午前中の作業は終わりました。

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午後は自然の恵みの木を活用する作業の一端を学びます。

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さつまいもを焼きます。温めたツボの中に針金で吊るします。これから一時間位遠赤外線でじっくり焼き上げます。

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竹炭を作る作業です。缶に入る大きさに切り、鉈で割って缶に詰めた後、缶に蓋をして針金でしっかりと締め付けます。 これを焚火の中に入れじっくりと蒸し焼きにます。

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一時間位で焚火が燃え尽きた頃、竹を入れた缶の隙間から出ている白い煙が透明になったら火から取り出して冷まします。 缶を火から取り出して出来てるかな? と、そっと蓋を開けると立派な竹炭が出来ていました。竹炭は空気をきれいにしたり炊飯に入れたり、消臭・脱臭などの効果があります。

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油圧式の薪割り機「強腕クン」です。誰でも楽々と安全に割れました。

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斧での薪割に挑戦しました。最初は難しいですが直ぐに格好も様になり、初めてにしては中々なものでした。 伐った木はなるだけ早く薪にしたほうが良いそうです。乾燥すると目が詰まって斧がはじかれてしまう程堅くなるそうです。

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いろいろな作業をしている内に皆さん期待の焼き芋が出来上がりました。ツボを開けるととてもいい香りです。

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そろそろ三時のおやつです。ツボ焼きの美味しさに皆んな「オイシ~」の一言でした。

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これで今日の作業は終わりです。最後に野口所長から、再度「森林保全の大切さ」のまとめのお話を頂きました。

感想:
今は木を伐ること、それを利用することがなかなか出来なくなり、木を伐るとゴミになってしまう時代です。 黒川野外センターは貴重な体験が出来る素晴らしい所です。
今の若い人や子供たちにはこのような所で自然との関わりを体験して現在生活の中で忘れがちな自然の素晴らしさを知り、人類が自然の恵みによって培われて来たことを実感して貰いたいと改めて感じました。

2017年2月21日 (火)

入門コース 「日本の食文化~発酵食のススメ~」報告

神奈川シニア自然大学校「日本の食文化~発酵食のススメ~」の活動報告です。
本日の講師は、黒川青少年野外活動センター所長の野口透氏です。
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参加者は20名で賑やかです。
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まずは、下準備。
糀・麹と醤油を作ります。
糀・麹用の米と麦は45分蒸し、醤油用の大豆は3時間茹でます。

午前中は糀・麹作り。

【糀・麹の作り方】
①麦と米を研いで、水に浸す(麦は4~6時間、米は12時間)
②水切り(2時間)
③蒸す(50分)
④糀・麹菌をまぶす(大さじ1杯)
⑤麹・麹ぶたに移す(麦は平らに、米はカマボコ状に)
⑥室(むろ)の中へ(30℃くらい)
⑦手返しを5時間ごとにする(温度を下げる)

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お昼は、センター特製お味噌汁を。
みなさんのすてきな笑顔とともに…♪
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午後は醤油づくりです。
【醤油の作り方】
①小麦を煎って(白→茶色)砕く
②大豆を茹でる(親指と小指で潰れるくらい)
③糀・麹を仕込む(大豆人肌に)
④糀・糀ぶたに移す(平らにならす)
⑤定期的に手返しをする(納豆菌が繁殖しないように)
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発酵食繋がりで味噌・柿酢・柚子塩糀・甘酒の試食・試飲もありました。
皆さん大喜び!色々な味を楽しみました。

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「発酵食」を通して、日本独自の自然・風土の中で培われてきた食文化を見直すきっかけになれば幸いです。
本日、ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました。
次回は生田緑地にて植物入門の講座です。

2017年2月17日 (金)

H28 専科コース 第三回「野鳥科」報告

専科コース野鳥科第三回講義を城ケ島にて実施しました。

今回は、全国森林インストラクター神奈川会の松井公治氏と菅原啓之に講師をお願いしました。
テーマは「海鳥の観察」です。
10:00三崎口集合。
城ケ島は、現在約600人の人々が生活しているそうです。
午前は、城ケ島公園内の野鳥観察を楽しみました。
午後は、ウミウ展望台~馬の背洞門~磯場での野鳥観察をしました。
“ウミアイサ、カンムリカイツブリ、アカエリカイツブリ、ウミウ、ヒメウ、オオハム、アオサギ、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ウミネコ、トビ、キジバト、ハクセキレイ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、イソヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シジュウカラ、カワラヒワ、ヒヨドリ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、タヒバリ”等、30種類近くの鳥を観察することができました。

今回の講座で学んだことをいくつか紹介したいと思います。
・トビの翼(ヨク)を見ると、風向きがわかる
・ヒヨドリは、種を広げる大事な役割をしている
・メジロの舌は箒のようになっていて舌が長く蜜が吸いやすい
・セキレイは水辺を好む
・スズメがいるということは、人が近くにいるということ
・カワラヒワやカラスは雄雌の区別が付きづらい
・ウミウ展望台から見えるウミウのいる場所が白いのは糞のせい
・ウミウとヒメウの違いは大きさとクチバシの部分
本日で最終回となった野鳥の会。
毎回お天気にも恵まれ、沢山の種類の野鳥に会う事ができました。
次年度もまたお会いできると嬉しいです。
本日もご参加頂き、ありがとうございました。

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2017年2月14日 (火)

平成28年 神奈川シニア自然大学 入門コース 第17回「野鳥観察入門」

実施日: 平成29年1月31日
会場  : 横浜自然観察の森
講師  : (公財)日本野鳥の会 主席研究員 安西英明氏

講義内容:
今回は日本野鳥の会の主席研究員として、野鳥や自然観察、環境教育などをテーマに講演、ツアー講師などで全国や世界各地を巡って大活躍の安西先生に、バードウォッチングの楽しみ方、野鳥の見分け方、野鳥を通して生物の多様性や自然との繋がり、大切さを学んだ。

1.講義

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講師の安西先生。 先生が解説を担当した野鳥図鑑は45万部以上発行されています。NHKラジオ「季節の野鳥」(毎週日曜日朝) 1990年頃~2015年  ニッポン放送「ラジオケアノート」2008年 2009年 などに出演されていました。

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講義のスタートは「自然観察センター」職員の尾崎さんより、「横浜自然観察の森」の説明がありました。

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いよいよ安西先生の講義です。
鳥たちのなぜ:野鳥の多くは子育てを繰り返しますが、数が増えることはありません。生き残るのは一部にすぎないからです。また、鳥の姿や暮らし方、美しい鳴き声に生存に結びつく何らかの意味があるようです。なぜ、鳥は小さいのか? 虫や植物の種が草木の先に多いので、小さいほうが都合がよかったそうです。

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鳥たちと自然: 鳥は現在1万種ほどが知られている。食物や環境に違いがあることから、無駄な争いは避けられているそうです。空を飛ぶには多くのエネルギーが必要ですが、体重を重くできないので、良く食べ、良く出すだそうです。つまり、食物となるさまざまで、多くの生物、すみかとなる多様な環境が1万種の鳥を支えています。

2.横浜自然観察の森 観察

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これから、横浜自然観察の森 観察のスタートです。 どれだけ多くの野鳥が見れるでしょうか?

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スタートにあたり「ハクセキレイ」が見送ってくれました。

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みんなで鳥を探しています。 鳥を観察するには「慣れる」「比べる」「絞り込む」事だそうです。 例えば、日頃から見る機会の多い鳥をものさし鳥として「スズメより小さい」「カラスより大きい」と比べるのです。 (スズメより小さい鳥がいた⇒メジロかな?) ものさし鳥:スズメ<ムクドリ<ハト<カラス

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「ウソ」発見。 本州以北の高い山で繁殖し、秋冬に低地で見られる鳥です。

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空に何かが飛んでいるようです(みんなが見上げている)

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ツミ(このへんにいる身近なタカ)?  トビ(このへんにいる鳥ではトビが一番大きい)? 

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みんな一生懸命に観察しています。(以下は、今日見れた鳥たちです)

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ヒヨドリ  市街地から山地の林に生息。 ピーヨロイピーと鳴く。 全国分布が広い鳥です。

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メジロ  スズメより小さく、尾が短い。

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キジバト  二羽でいるとペアーの場合が多い。冬の虫がいない時でもピジョンミルクで子育てが出来るので繁殖する。

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スズメ  近年、日本に生息するスズメの数が減少していることが、複数の調査から明らかになっています。しかし、その原因はまだわかっていません。 都市の商業地では平均1・41羽だったのに対し、住宅地は同1・79羽、農村地で同2・03羽でした。都市部では餌が得られる場所が営巣地から遠かったり餌が少なかったりする餌不足や、営巣できる場所が狭いこと、巣材が少ないなど営巣環境が悪いことが関係しているとみています。

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ハシブトカラス  ハシブトガラスは名前の通り、くちばしが太くて長いです。また、ハシブトガラスの方がおでこが出っ張っているように見えます。ハシブトガラスは比較的甲高い澄んだ鳴き声をしています。イメージでは『カーカー』という典型的なカラスの鳴き声です。 ハシボソガラスも名前の通り、くちばしが細いのが特徴です。そして、ハシブトガラスとは反対におでこなどの出っ張りがなくスマートな印象を受けます。ハシボソガラスは見た目はスマートな印象ですが、少し濁った鳴き声をしています。イメージは『ギャーギャー』というような感じです。 なお、小笠原ではハシブトカラスは全滅したそうです。

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アオジ  開けた森林や林縁に生息する。 用心深い性質で、草むらの中などに身を潜める。

3.まとめ
多くの野鳥を見ることはできませんでしたが、バードウォッチングの基礎、楽しみ方、野鳥の見分け方や野鳥と生物と自然との繋がりなどを、講義とフィールド観察で学ぶ事が出来た。

 

2017年2月10日 (金)

公開講座 2月9日「港北ニュータウン今昔物語散策会」報告

2月9日に公開講座「港北ニュータウン今昔物語散策会」を実施しました。

講師は神奈川シニア自然大学校の1期生であり、全国森林インストラクター神奈川会でもご活躍されている久野正樹氏をお招きしました。

まずは、センター北駅に集合。

1974年に開発着工された港北ニュータウン。ビルの上には観覧車があります。

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簡単な自己紹介と今日の行程を確認してからスタート。

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横浜市北部4区で21社、旧都筑郡、橘郡、久良岐郡の3郡で72社あったという杉山神社。

横には立派なダイオウショウ。名前の通り、大きな大王松で日本では10m程度に成長しませんが、原産地の北米では40mもの巨樹になります。

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途中、ハクモクレンも芽吹いていました。今日は雪予報ですが、春はすぐそこまできているのでしょうか。

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早渕川手前の半島のような丘の上に中川八幡山公園はあります。ニュータウン地区や、遠くは丹沢の山並みが見渡せるビューポイントです。

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実なのではと思うくらいたくさんの虫こぶができた木を発見。虫こぶとは、さまざまな虫が植物に寄生してできるこぶのことをいいます。

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散策途中、野生のニワトリにも遭遇。なかなか見ない光景にみなさん興味津々。

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昼食は食育キッチン麦の風で。食育の三本柱として、安心・安全な食材を選ぶ・基礎的な人格を養う食のマナー・食べ物への感謝と世界的な視野で考えるエコロジーを大切にしているそうです。和気あいあいとした雰囲気の中、美味しく頂きました。

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午後の雨からのスタート。

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まずは都筑中央公園を通って、正覚寺から。四季折々の花が咲き、地元では、「花の寺」とも言われているそうです。

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中世城郭史の傑作ともいわれている茅ヶ崎城址を歴史公園として整備した茅ヶ崎城址公園。

土塁、空堀、郭、櫓、台の跡がはっきりと確認できる貴重な場所です。

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スイセンも綺麗に咲いていました。葉がニラに似ており、間違えて食べて中毒症状を起こす事件も時々あり。学名のナルキッソスは、ナルシストの語源でもあります。

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太古の遺跡があるのは、大塚・歳勝土遺跡公園。1972年の調査で発掘され、1986年に国指定史跡になりました。名前の由来はカブトムシを「さいかち虫」と呼ぶことからきているようです。

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江戸時代初期から居住していた旧家である都筑民家園。茅葺屋根は葺き替えたばかりです。1997年の市指定文化財に指定されました。

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民家園でいったん休憩して暖を取り、外に出ようとすると…雪が降り始めていました。

そんな中ですが、河津桜や梅の花も満開になっていました。「梅に鶯」とは、取り合わせが良いことを言いますが、実際に梅の花に蜜を吸いにくるのは「メジロ」だそうです。

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今回は、港北ニュータウンの今昔だけでなく、満開の梅・桜やたくさんの野鳥にも出会うことができました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

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2017年2月 7日 (火)

公開講座1月28日 「根岸の丘に横浜の歴史遺産を訪ねる」報告

1月28日に公開講座「根岸の丘に横浜の歴史遺産を訪ねる」を実施しました。

少し風が冷たかったのですが、雲一つない、いいお天気です。

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山手駅に集合。簡単なブリーフィングの後、さっそく出発しました。
まずは、外人墓地です。
人けはありませんが、きれいに管理されています。

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横浜市の指定の名木古木はたくさんあり、マンションの間にも残されています。
建設の時に残したのでしょう。

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根岸森林公園に到着しました。奥に見えているのが、一等馬見所です。
本当に雲一つない、お散歩日よりでした。

P1280719 奥には富士山も。前日が少し暖かったためか、もやっていましたが、それでも、裾野まで少し見えました。もっと空気が冷え込んでいると、もっと裾野まで見えるそうです。
富士山を見ると、「おお~!」と嬉しい気持ちになるのは、なぜなのでしょうか。

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一等馬見所は、現在は入れません(耐震の問題です。)が、少し中を覗いてみたい気もします。

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まるで「この木なんの木」の歌に出てくるような、大きなスダジイ。
ですが、、、実は片面だけです。
裏に回ると、、、他の木との日照の関係で、片側(しかも北側)にしか枝葉を伸ばしていないことがわかりました。植物も生きるのに必死です。

P1280727 ラクウショウが気根を出しています。
これも植物の知恵を感じさせられます。

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ランチは、ユーミンの「海の見える午後」に出てくる、カフェレストラン「ドルフィン」にて。
当時と景色はだいぶ変わったとは思いますが、海もよく見えていました。 

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午後は、八幡神社、そして、根岸なつかし公園の旧柳下邸へ。
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ガラスは当時のもののままだそうで、割ると取り返しがつかないですね。
みなさん、荷物を降ろして、身一つで中を見学しました。

P1280740 こちらも梅がきれいに咲いていました。

P1280744 八幡神社では、名木古木の数々。歴史を感じさせる大きな佇まいでした。昔は海だったのか、地面は砂でした。

P1280747 
このあとは、横浜市電保存館まで歩いて、解散となりました。

何度かこのコースでの講座を実施していますが、季節によって、楽しめるものが異なります。
今回は、梅や鳥たちにも出会えましたし、木々が葉っぱを落とす冬ならではの景色も見られました。きっと、また春や秋に来ると、それぞれの景色を楽しませてくれるだろうと思います。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

次回の公開講座は、2月9日の港北ニュータウンです。
いまと昔を感じる、木漏れ日回廊を歩きます。(高柳)

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